マップ入力ツールを利用してポイントから1Km圏内の駅名を表示する
こんにちはSFです。
皆さんは家を探す時どのようなポイントを重視しますか?
個人的には駅から徒歩15分以内の物件にこだわりがあります。
大人が15分歩くと約1Kmになるということで、今回は国土交通省から公開されている鉄道駅データを用いて、マップ入力ツールに描画したポイントから半径1Km以内の鉄道駅をレポートとして出力する方法に対してご紹介します。
データ準備
国土交通省が提供している「国土数値情報ダウンロードサイト」から最新の鉄道データをダウンロードします。
AlteryxではESRI Shapefileデータをデータ入力ツールから読み込むことができます。
マップ入力ツール(Map Input Tool)とは
マップ入力ツールはワークフローの入力として使用する望ましいマップオブジェクトを描画または選択できます。
ユーザーは、参照ベースマップにポイント、線、またはポリゴンを自由に描画する事ができます。
詳細内容は以下の記事をご参考にしてください。
ワークフロー説明
パート①では全国駅データからポイントデータを作成し、パート②で気になるところの半径1Kmのポリゴンを作成します。
パート③でポリゴン中にある駅を抽出し、パート④では複数の線路を持っている駅を一つのポイントとして絞ります。
その結果をレポートとしてパート⑤から出力します。
ワークフローの詳細処理内容以下にご説明します。
パート①(駅のポイント作成)
国土交通省から公開されている鉄道駅データは下の図のように線形データで構成されています。
今回は単純に駅の中心を基準として圏内に含まれているのか抽出するために
線形の鉄道駅データの中心緯度経度を使ってポイントを作成します。
閲覧ツールで確認すると、各駅ごとの中心にポイントが作成されました。
セレクトツールではレポートマップに表示する駅名とポイント情報を選択しました。
パート②(半径1Kmの円を作成)
マップ入力ツールで描画したポイントを中心に半径1Kmの円を作成します。
マップ入力ツールを使うと、マップから自由に自分でポイントを打つことができます。
今回はKCMEの東京本社にポイントを作成しました。
パート③(円内に存在するポイント抽出)
半径1Kmの円内に存在する駅ポイントを空間マッチツールで抽出します。
パート④(重複駅削除)
東京駅の様なターミナル駅では駅ポイントが複数存在しますので、便宜上その中心点を作成しています。
パート⑤(レポート作成)
レポートマップツールに半径1Km円と駅ポイントおよび駅名を表示設定します。
サンプルワークフロー
※Alteryx Designer 2023.1.1時点の情報です