リモートワークとIT投資
New normal concept and keep moving idea

皆さま、こんにちは。いつもKCME Tech Blogをご覧いただきありがとうございます。今回は全国的に広がりをみせる新型コロナウイルスの感染拡大と、リモートワーク、IT投資について記事に致します。

今回のコロナ禍によって、リモートワークという形態が一般化しつつあります。4月の政府による緊急事態宣言前後からリモートワークを取り入れた企業も多くあり、弊社では現時点では約半数の社員がリモートワーク、在宅勤務となっています。

このリモートワークですが、企業にとって大変メリットのある仕組みであると考えています。

それは固定費の削減です。


稼いだお金を溶かしていませんか?

リモートワークというと、本来の目的である感染リスクを下げる効果とともに、通勤時間がゼロになって通勤ストレスもゼロになった、家族との時間がとれるようになったなどのように、従業員のメリットが前面にだされた報道などがされています。
確かに、私自身も通勤に往復4時間近くをかけている典型的な千葉都民ですので、このメリットは私も感じています。また、小さな子供がいる同僚は家族にも歓迎されているようです。

しかし、実際には事務所でしかできない仕事もあります。では、事務所にでてみてどうでしょう?

休日出勤したときのように、事務所はガラガラになっていませんか?

事務所を借りているのは法人としての会社です。その賃料を稼いでいるのは誰でしょう?そうです、一人ひとりの従業員が稼いでいるのです。ガラガラになったスペースにも毎月のように賃料が発生しています。

東京都港区を例に考えてみましょう。
港区に100坪の事務所を借りていると仮定します。

坪単価30,000円の賃料として、100坪を占有していれば、毎月300万円の賃料が経費となります。

これを仮に7割のリモートワークを実現し、事務所の占有面積を半分の50坪へ削減できれとしたら、

毎月150万円もの経費を削減可能です。

逆にいうと、東京という世界的な経済都市で、50坪もの空間を無駄にしている、ともいえるのではないでしょうか?


その一部をITで未来に投資しませんか?

さらには、

事務所を郊外にもっていけばどうだろ?
東京以外の自然豊かな場所に事務所をおいてみようか?
そもそも通勤する必要ある?
いっそのこと事務所無しにしちゃおうか?

と、少し極端ではありますが、実際に事務所を無くしてしまった事例もあるようです。

もちろん、そんなに簡単ではないことは理解しています。お客さまの近くに事務所があるメリット、リアルでやり取りする会議でしか感じることができないその場の雰囲気、創業の場所を大切にする企業文化、地域住民の皆さまとの交流や地域貢献などなど、企業がなぜその場に事務所や事業所を置くのかは理解しています。
さらには事務所需要の減少は不動産価格にまで今回のコロナ禍は影響していくかもしれません。

しかし、今までと同じ社会環境でいられなくなったのも事実です。

非常事態宣言が解除され、少しずつ経済活動を再開したとたんに感染者数は増加してしまいました。今までの同じ生活はできなくなったことを理解しなければならないし、その状況下でも、我々は前を向いて経済活動を盛り上げていかなければなりません。

必要なくなった都心の拠点を見直し、その削減できた経費で快適なリモートワーク環境を構築しませんか?
都心の拠点は、その場を必要とする企業が埋めて都心の生産性を高めましょう。
事業拠点にとらわれることなく生産性の高い事業活動ができれば、疲弊する地方都市の再生にもつながっていくかもしれません。

 

終わりが見通せないコロナ禍中ですが、厳しい現状を打破し、一緒に明るい未来を築いていきましょう!

 


 

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