
新機能紹介シリーズ Alteryx Designer 2026.2
Alteryx ACEのAkimasaKajitaniです。2026年8月6日(アメリカ時間)にAlteryxDesignerの2026.2バージョンがリリースされました。
なお、2026.1以降でDesignerのインストール方法が変更となっています。Alteryx One appというDesktopアプリのインストールが必要になりますのでご注意ください。
ようやく本バージョンからオフラインアクティベーションが再度サポートされるようになっています。また、AMPエンジンがデフォルトオンで、オフにできなくなったのでご注意ください。
重要:バージョンサポートポリシーの変更
また、2026.2からバージョンサポートポリシー が変更となっています。次のDesignerのアップデートから60日間となります。ご注意ください。これは、Designer専用の短いリリースサイクルとして各機能の迅速な提供と、機能改善が行われることになります。
重要:DesignerとServerのアップデート分離
DesignerとServerのアップデートは分離されるようになりました。Serverの2026.2はリリースされません(Designer のみのリリースです)。
そのため、Designer 2025.2以降では、サポートされてる以前のバージョンのサーバーにワークフローを公開できるようになっています。
- この保存/公開機能は、Designerのユーザーインターフェース(UI)経由でのみ動作し、Server REST APIやServer Admin UI経由では動作しません。
- 現在サポートされている旧バージョンのサーバーは、2026.1、2025.2、2025.1、および2024.2です。
- Designerバージョン2025.1以前で作成されたワークフローを、Serverバージョン2025.1より前のバージョンに保存することはサポートされていません。この機能はDesignerバージョン2025.2以降で利用可能です。
DesignerとServerの互換性に関する詳細はこちら を参照ください。
バージョンアップ内容一覧
- 重要な変更
- バージョンサポートポリシーの変更
- DesignerとServerのアップデート分離
- 新機能
- Designerの保存ダイアログの改善
- オフラインアクティベーションが可能に
- Designerのワークスペースインジケーター
- DCMコネクタのUIの標準化
- データセットのサポート(アーリーアクセス)
- Databricks ODBCドライバの互換性
- Microsoft Excel 97~2003 (XLS) ファイルのサポート
- ツールアップデート
- 入出力カテゴリ
- データ入力ツール
- データ出力ツール
- 開発者カテゴリ
- コントロールコンテナ
- AIツールカテゴリ(GenAIツールの名称変更)
- AIツールの様々な改善
- 入出力カテゴリ
- AMP関連
- AMPエンジンが新規ワークフロー作成時のデフォルトとなりました
- PythonツールのAMPサポート
- AMPエンジンのスピルファイル性能の改善
- その他
- デザインが微妙に変わっていますね
バージョンアップ詳細
Designerの保存ダイアログの改善
Designerのワークフローの保存ダイアログが大幅に変わっています。

デフォルトでは、クラウド側に保存するようなダイアログが出るようになっています。ローカルに保存したい場合は、左下の「ローカルに保存」をクリックする必要があります。

「名前を付けて保存」から保存する場合はローカル環境への保存となるため、通常のWindowsの保存ダイアログが出るようになっています。
今回の変更点は以下の通りです。
- 場所フィールドの値を「Library」から「Alteryx One Library」に更新
- 各種ファイル形式(.yxmd、.yxmc、.yxzpなど)の推奨使用方法を明確にするためのツールチップを追加
- Alteryx Oneライブラリに保存した場合、実行可能なのはワークフローパッケージ(.yxzp)のみであることを明確にするための注記を追加
- パッケージ化されたワークフローの依存関係をリセットするオプションを追加
- ライトモードとダークモード両方のダイアログに対応
オフラインアクティベーションが可能に
Designer 2026.1で非対応だったオフラインアクティベーションにようやく対応しました。
これは、Alteryx One app側もオフライン環境で動作するようになったというのもポイントです。
ただし、オフラインでは利用できない機能もあるためご注意ください(Ask Alteryxなど)。
Designerのワークスペースインジケーター
Designerにどの環境と接続しているかわかるようなインジケーターが追加されました。

DCMコネクタのUIの標準化
DCMのUIが変更されています。個人的感想ですが、結構見やすくなったと思います。
テクノロジー名と認証名をより分かりやすくし、フィールド構成とヘルプテキストを改善したフォームを簡素化するとともに、不要なオプションを削除することで、コネクタの設定を簡素化しています。

データセットのサポート(プレビュー版)
Alteryx Oneデータセット(Alteryx Oneのクラウド環境のデータ管理)をDesignerでもサポート開始しています。現状ではまだプレビュー版となります。
- 以前のバージョンで作成されたものに影響が出る可能性があります
- クラウドの権限がそのまま適用されます
- データ出力ツールでは、データセットの新規作成はまだできません
詳細はデータ出力ツールの項目をご覧ください。
Databricks ODBCドライバの互換性
名称変更されたDatabricks ODBCドライバーとの互換性を向上させ、従来のSimba Spark ODBCドライバーを置き換えました。このアップデートにより、従来のドライバーからの移行時に発生する接続やワークフローの問題を防止できます。
実際、DatabricksのDCMでは、デフォルトはSimbaではないドライバとなっています。

Microsoft Excel 97~2003 (XLS) ファイルのサポート
ファイルパスを直接指定することで、Microsoft Excel 97~2003 (XLS) ファイルへの読み書きを引き続き行うことができます。
Designerは、32ビット版と64ビット版の両方のMicrosoft Accessデータベースエンジン(ACE)ドライバーをサポートするようになり、インストールされている最新バージョンを自動的に使用します。64ビット版ドライバーが優先されます。
これらの変更は、2026.3から開始される予定の32ビットドライバのサポート終了と一致するものです。
昔ながらの「xls」ファイルを使っている方は、そろそろ本格的に使用をやめるべきです。今回のバージョンアップにより、「xls」ファイルを開くにはファイルパスの直接指定が必要になっています。ファイルを開くメニューからは開けなくなってしまいました。
つまり、以下のように赤い部分の枠内に直接ファイル名を入力する必要があります。ファイル名入力時は、シートの指定もする必要があります。つまり、「ComposerJoinData.xls|||Data」と、フルパスの後ろにパイプ三つ挿入し、テーブル名を記載する必要があります。

なお、「テーブルまたはクエリ」ボタンをクリックすると、以下のようにエラーが出ます。

2026.3では、32ビットドライバもサポート中止ということなので、本格移行が必要となります。
ツールアップデート
入出力カテゴリ
データ入力ツール
データ入力ツールでは、Parquetファイルの機能追加、MapInfo Tabファイルの機能追加が行われています。
Parquetファイルにて、「フィールドの選択」にフィールド名を入れることで、そのフィールドのみを読み込めるようになりました。カンマ区切りで複数の指定が可能です。

MapInfo Tabファイルでは、新しいオプション「日付/時刻タイプに文字列を使用する」が追加されました。

デフォルトでは、Designer は既存の動作を維持するために、日付と時刻のフィールドを文字列としてインポートします。このオプションをオフにすると、日付、時刻、および日時フィールドがAlteryx のネイティブデータ型としてインポートされ、日付の計算や並べ替えにすぐに使用できるようになります。
ワークフローを以前のバージョンのサーバー(2026.1以前)で実行した場合、この設定は無視されます。
データ出力ツール
データ出力ツールでいくつかアップデートがあります。
- UIが改善されました
- データセット(Alteryx Oneワークスペースのデータ)への保存
- BigQueryコネクタのサポート強化
データ出力ツールから「データに接続する」をクリックすると、以下のような画面が出てきます。

基本的には、「データ接続の作成または参照」が、データベースなどへの接続となります(DCM接続のものなど)。
真ん中の「ローカルストレージのファイルを選択」は、ローカルへの保存となります(ファイルベースのもの)。
右端の「Alteryx Oneのデータセットを選択」では、クラウドのデータセットへの保存となります。
以下はデータセット内のデータベースを選択したときの画面です。

データセットがファイルベースのものか、データベースのものかで出力オプションが変わります。
データベースのものであれば、「追加」(Append)、「作成」(Create)、「切り捨て」(Truncate)、「削除」(Delete)となります。
ファイルベースであれば「上書き」「作成」が選択可能です。
BigQueryコネクタのサポート強化
BigQueryにて、MERGE/UPSERT書き込みモードが追加されています。

開発者カテゴリ
コントロールコンテナ
コントロールコンテナは、回復可能なエラーとコードの欠陥を示す例外を区別するようになりました。回復可能なエラーは引き続き情報メッセージまたは警告として表示されますが、コードの欠陥はエラーとして報告され、調査が必要な問題の特定に役立ちます。
AIツールカテゴリ(GenAIツールの名称変更)
AIツールの様々な改善
AIツール(旧GenAIツール)が改良されています。
- ツール全体のパフォーマンスが向上
- 認証エラー処理を改善しました。
- 請求書抽出ツールを更新し、
gemini-2.5-flashモデルを使用するようにした - 出力データを保持し、メタデータを正しく処理するために、スキーマ適合性を更新した
- プロンプトビルダーのテキスト処理を更新し、オーバーフローを防ぐようにした
- プロンプトビルダーのテスト実行を更新し、未設定のオプションモデル設定を除外し、生成されたコンテンツの検証エラーを表示するようにした
AMP関連
AMPエンジンが新規ワークフロー作成時のデフォルトとなりました
AMPエンジンがデフォルトのエンジンとなっており、変更ができなくなっています。

既存の作成済みワークフローの場合は、ワークフローの設定がそのまま生きて実行されます。
PythonツールのAMPサポート
Pythonツールが、AMPのネイティブサポートになりました。
AMPエンジンのスピルファイル性能の改善
AMPエンジンは、スピルファイルに対して、固定の256KBブロックではなく、動的なディスク割り当て戦略を採用するようになりました。ディスク容量は圧縮データのサイズに基づいて割り当てられるため、ワークフローが繰り返し値などの圧縮率の高いデータを処理する際のディスク使用量とI/Oオーバーヘッドを削減できます。
ワークフロー実行時に、データ容量がメモリに入りきらない場合、ストレージに書き出されるようになっていますが、このパフォーマンスが改善した、ということになります。
デザインが微妙に変わっていますね
今まで「ここのツールをドラッグしてください」というようなメッセージが出ていたキャンバスのデザインが変わっていますね。

※Designer 2026.2.0.8 時点の情報です(2026/08/07)
運営会社
