Alteryxの学習に非常に効果的なWeekly Challengeをご紹介します

Alteryxの学習に非常に効果的なWeekly Challengeについてご紹介します

Alteryx Communityのコンテンツの中に「アカデミー/ACADEMY」というAlteryxを学習するためのコンテンツが存在していますが、その中に「ウィークリーチャレンジ/Weekly Challenge」というコンテンツがあります。今回はこれについて説明したいと思います。

Weekly Challengeとは?

Alteryx Communityの「ACADEMY」の1コンテンツですが、「毎週お題が出てそれをみんなで解く」というものになっています。

回答は次週新たなお題が出る際にアップされます。また、Alteryx Communityのアカウントを取れば誰でも回答をアップすることができます。そのためか、みなさん競うように回答をアップしており、様々な人が作ったワークフローを見ることができます。思ってもみないツールの使い方や非常にエレガントなワークフローなど非常に勉強になります。

なお、2019年3月から日本語化されています。ただし、日本語版は過去のWeekly Challengeをすべて日本語化しているわけではなく、初期の部分と#4以降は最新の英語版と同じ内容となっています(日本語版の#4が英語版の#157)。 ※2019年5月時点の話です

Weekly Challengeの歩き方

日本語版のWeekly Challengeへのリンクはこちら です。

Weekly Challenge 日本語版

各チャレンジをクリックすると以下のような画面になります。

問題は「challenge_ja_X_start_file.yxmd」(ファイル名のフォーマットは変わることがあるのでご注意ください)です。

問題が出てから一週間後に答えがでます。答えは「challenge_jp_X_solution_file.yxzp」です。

Weekly Challengeの歩き方

問題は様々なジャンルと難易度がありますが、タグを見ることで判断可能です。

難易度表記 難易度(日本語)
Beginner 初級
Intermediate 中級
Advanced 上級

ジャンルは、

  • Data Analysis
  • Data Preparation
  • Spatial
  • Data Parsing
  • Macros
  • Predictive
  • Data Cleansing
  • Apps
  • Spatial Macros
  • Macros Apps

といった感じです。

なお、これを一覧表にした英語版のページもあります。日本語版オリジナルの問題はありませんが、英語版の最新のチャレンジもしくは過去のチャレンジから出題されています。

start_fileをダウンロードし、無事にワークフローを作ることができましたら、「返信」から回答をアップロードしてみんなで共有してみましょう!

YXZP(パッケージワークフロー)の読み込み方

問題のファイルがYXZP形式のことがあります(例えば、日本語版のチャレンジ#9等)。

これは、パッケージワークフローというファイルで、ワークフローとその依存関係を1つのファイルに圧縮したものです。つまり、ワークフロー本体、マクロ、接続しているファイルなどを一つのファイルにまとめることができるため、ワークフローの配布に便利な形式となります。

YXZP形式をダブルクリックすると、インポートするかどうか?というメッセージが出現します。

インポートしますか?

「はい」をクリックすると、インポートされるファイルのリストが表示されます。

インポートファイルリスト

「インポート」をクリックすると、ファイルの解凍が始まり、最後に引き続きワークフローを読み込むかどうか尋ねられます。

ワークフローを開きますか

「はい」をクリックするとようやくファイルが読み込まれます。

Weekly Challengeのお題のワークフローの説明

Weekly Challengeの問題の説明

※必ずこの形式になっているわけではありません

返信(投稿)の行い方

Weekly Challengeの各ナンバーの「返信」をクリックすると返信(投稿)が可能です。

その際、下部の「ファイル選択ボタン」からワークフローを添付して返信しましょう。

ネタバレタグ、というのもあるので、ワークフローを画像化して添付したりする際はご活用ください。

 

リプライのやり方

ちなみに、ファイルの添付はYXMDかYXZPで行いましょう。YXMD(標準ワークフロー形式)の場合はインプットファイルなどがない場合となります(テキスト入力があればWFは作れますので)。もし入力ファイルやマクロなどがある場合は、依存関係をパッケージしてくれるYXZP形式がおすすめです。

また、ネタバレタグを配置し、その中にワークフローのスクリーンショットなどを貼り付けると、参加者のみなさんがすぐにワークフローを見れるので、何かしらコメントがあったりして交流に繋がります。

YXZP形式の作り方

別記事で公開していますので、こちらを御覧ください。

おまけ

英語版のWeekly Challengeですが、難易度の割合を出してみました(#1~162)。

難易度割合

問題ジャンルごとの割合は以下の通りです。

問題ジャンルごと

まとめ

Weekly Challengeは作りたい結果が最初に提示されているため、どのアイコンを使うのか、というところに集中してトレーニングすることができます。また、回答も一週間後にはアップされますし、様々な人が作ったワークフローも見ることができるため、Alteryxの学習方法としてはかなり有効かと思います。

また、これから取り組むという方には、自分のレベルにあった問題、自分が勉強したいジャンルの問題をタグを見ながら判断できるので最初の問題からスタートするよりはうまくチョイスして挑戦していただければと思います。

思った以上にみなさん色々な方法でワークフローを作っているので非常に興味深いです。思わぬ手段でできたりするのが非常に勉強になります。

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