こんにちは!今年度入社したラク・オウです。
私はAlteryx に触れてから、約1か月後、Alteryx Coreに合格しました。試験は日本語や英語どちらでも受けることができます。私は英語での受験を選びました。理由として、試験はオープンブックタイプで、ネット上の英語でのコンテンツがかなり多く、試験中は英語で検索した方がよりスムーズになると考え、英語で受験しました。
また、毎週無料で受けることができ、出題内容はかなり重複するので、おそらく3か4回目には全体の70%の問題について「見覚えがある」という感覚が湧いてくるのではないでしょうか。 私は4回目の受験で合格しました。
Core 試験を受けるには
Core 受験するための前提条件
「Alteryx core」を受けるためには、まずAlteryxのアカウントの作成が必須となります。「Foundation Micro-Credential Exam 」を取得していなくても受験が可能です。(「Alteryx Advanced」を受験する際には、Coreの資格が必須となります。)Coreの受験資格については、Alteryxコミュニティの[学ぶ]-[アカデミー]-[認定]のメニューから確認することができます。
勉強について
AlteryxコミュニティにあるAlteryx Core試験ガイドに記載があります。
Alteryx Coreでは以下の項目が出題されます。
- 入出力
- 結合
- 準備
- 変換
- パース
ツールの使い方を問われる問題では、 ツールのアイコンと、期待する効果を得るために、ツールの設定について問われることが多いようです。それ以外では、最適なワークフローを構築するために、以下の項目も問われることがあります。
- フィールドの適切なデータ型(任意のUnicode文字を受け入れる文字列データ型を識別するなど)
- ドキュメントと注釈を追加する方法、ツールコンテナにツールを追加する方法を特定する方法、コメントツールの機能を特定する方法
- キーボードショートカットについて
問題の難易度について、Core Cert Practice Test演習問題もありますので、難易度の確認もできます。
勉強動画として、「インタラクティブレッスン」、Udemyのレッスン、YouTube上のユーザーの投稿があります。一番おすすめなのは、「インタラクティブレッスン」です。コンテンツは日本語や英語で視聴できます。「インタラクティブレッスン」の右上をクリックすると、コンテンツの文字起こしがあります。テキストとして活用できます。
Udemyのレッスンは講師が実務経験から解釈するのもあり、かなり面白いと思います。例えば、なぜ転置ツールを利用する必要があるのか、という疑問に対して、無限に増加する水平方向のテーブルは扱いにくいから、
実践練習として、「ウィークリーチャレンジ」は非常に勉強になります。よく使われる関数等のメモを取ることをおすすめします。
コミュニティでのユーザーの投稿、他人からの実務で行き詰った問題とそのソリューションを読んだり、実際にワークフローを作成してみるのもおすすめです。
Core 試験の進め方
2時間(120分)以内に80問題のうち正答率80%を超えると合格です。選択問題は73問で各1点、実践問題は7問で各3点です。実践問題の内容は、結合、解析、データ準備、変換の4つです。
実践問題は、Alteryx Community のウィークリーチャレンジにあるcoreレ
合格した感想
Coreを取得してからも業務でAlteryxを使っています。
例えば、実際の業務でCoreの勉強が役に立った例として、文字化けの原因に気づくことができました。
以下のように、不適切な文字列データ型を選択してしまうと、この後、文字化けの問題が発生します。
値が全く同じの4つ列ですが、それぞれを「String」、[V_String]、[WString]、[V_WString]型に変更しました。
「String」型にした「001」列、[V_String]型にした「002」列の日本語の部分が認識されず、文字化けしてしまいました。
原因は、Alteryx Designerで「String」型と[V_String]型で日本語が使えないことでした。文字列型についてより具体的な説明については、こちらの弊社の記事【AlteryxTips】Alteryxにおける「型(データ型)」について」をご参照いただければ嬉しいです。
まとめると、実務でワークフローの作成をより楽しむのに、Coreの受験はおすすめです。
参考
【AlteryxTips】Alteryxにおける「型(データ型)」について