Alteryxツールアイコン「ポリビルドツール」(Poly Build Tool)をご紹介します
ポリビルドツール (Poly Build Tool)
[空間]カテゴリの[ポリビルド]ツールについて紹介します。概要
このツールは、空間オブジェクトからポリゴンを作成するツールです。
複数レコードをグルーピングしてポリゴンを生成するため、ツール実行後のレコード数はグルーピング数まで減少します(グルーピングしない場合は、結果のレコード数は1です)。
設定項目
項目名 | 内容 |
---|---|
ビルドメソッド | 「凸包」「シーケンスポリゴン」「シーケンスポリライン」から選択します。
|
ソースフィールド | ポリゴン作成の元となるフィールドを指定します。フィールドは空間オブジェクトである必要があります。
なお、ビルドメソッドにシーケンスポリゴン、シーケンスポリラインを指定する場合は、ソースフィールドはポイントオブジェクトである必要があります。 |
グループフィールド | ここで指定したフィールドの値でグループ化してポリゴンを生成します。 |
シーケンスフィールド | ここで指定したフィールド内の値の順番でポリゴンを生成します。 |
サンプル
ビルドメソッド:凸包
入力データ、出力データと入出力を重ね合わせたものを掲載します。重ね合わせたものを見るとどのようになっているかわかりやすいと思います。
ポイントデータサンプル
7つのポイントデータからグループA、Bで2つのポリゴンを生成しています。凸包なので、すべてのオブジェクトを含む最小のポリゴンが生成されています。
ライン・ポリゴンデータサンプル
ライン・ポリゴンのサンプルは、いずれも3つのオブジェクトを一つのグループで入力し、それぞれ凸包でポリビルドしているものにしています。
ビルドメソッド:シーケンスポリゴン
シーケンスポリゴンのサンプルは、7つのポイントデータを2グループでそれぞれポリゴンを生成するデータとしています。
ビルドメソッド:シーケンスポリライン
シーケンスポリラインのサンプルは、7つのポイントデータを2グループでそれぞれポリラインを生成するデータとしています。
その他
シーケンスポリラインの代替手段
シーケンスポリラインは、複数行フォーミュラ(Multi Row Formula)ツールでも同じことができます。元のフィールドが残るので、使い方次第では便利に使えるかもしれません(「XX→XX」のような区間ラベルをつける、など)。
サンプルワークフローダウンロード
本記事で説明しているサンプルを作成した際のワークフローがダウンロードできます。
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