【Alteryxアイコン200連発】空間マッチツール(Spatial Match Tool)

Alteryxツールアイコン「空間マッチツール」(Spatial Match Tool)をご紹介します

空間マッチツールアイコン 空間マッチツール (Spatial Match Tool)

[空間]カテゴリの[空間マッチ]ツールについて紹介します。

概要

このツールは、2つの空間オブジェクトの空間的関係(重なっているのか、内包しているのか、接触しているのか)を判定し、条件にあったレコードを抽出します。交差の場合は、交差している部分のポリゴンを切り出すことも可能です。

出力のM出力(マッチ)、U出力(アンマッチ)はターゲットのレコードのうちマッチしたもの、マッチしていないものを出力します(ユニバース側の入力は、M出力側に出てきますが、条件に合うターゲットが複数存在する場合は複数回出力されます)。

例えば、顧客の住所リストとある店舗から半径1.5kmの円のエリアがあるとします。この店舗から1.5km以内の顧客を探したい、といった際は以下のようになります。

Universe側に顧客リストを入力した場合は、U出力側にはエリア外の顧客が出てこなくなるのでご注意ください。

設定項目

カテゴリ 項目名 内容
ターゲット(T入力) 空間オブジェクトフィールド ターゲット(T入力)で使用する空間オブジェクトのフィールドを指定します
ユニバース U入力からのレコードを使用する 選択すると、U入力に入力したデータを使います
ファイルまたはデータベースからレコードを使用 選択すると、ファイルもしくはデータベースのテーブルを直接読み込む設定になります

空間オブジェクトフィールド ユニバースで使用する空間オブジェクトのフィールドを指定します
処理内容 7つの機能から選択します 以下機能から選択します

  • ターゲットとユニバースの交差地点
  • ターゲットにユニバースが含まれる地点
  • ターゲットがユニバース内にある地点
  • ターゲットがユニバースの接触地点
  • ターゲットとユニバースの接触または交差地点
  • ターゲット境界矩形がユニバースに重なる地点
  • カスタムDE-9IM相関
交差オブジェクトを出力 処理内容を「ターゲットとユニバースの交差地点」を選択した時のみ設定が可能で、チェックを入れると交差オブジェクトを「Intersect Poly」という名称のフィールドに出力します。

セレクトツール同等機能 セレクトツールと同様のフィールド名変更、データ型変更、後段のツールへ出力あり・なし選択などの機能を提供します。

 

処理内容詳細

  • ターゲットとユニバースの交差地点(Intersects)

 

  • ターゲットにユニバースが含まれる地点(Contains)

 

  • ターゲットがユニバース内にある地点(Within)

 

  • ターゲットがユニバースの接触地点(touches)

 

  • ターゲットとユニバースの接触または交差地点(touches or intersects)

 

  • ターゲット境界矩形がユニバースに重なる地点(Bounding Rectangle)

 

  • カスタムDE-9IM相関

DE-9IM相関を利用することで、カスタムで設定することが可能です。

*DE-9IM相関の詳細については、こちらのページ  でご覧ください。

 

サンプル

 

  • ターゲットとユニバースの交差地点(Intersects)

  • ターゲットにユニバースが含まれる地点(Contains)

  • ターゲットがユニバース内にある地点(Within)

  • ターゲットがユニバースの接触地点(touches)

  • ターゲットとユニバースの接触または交差地点(touches or intersects)

  • ターゲット境界矩形がユニバースに重なる地点(Bounding Rectangle)

 

※Alteryx Designer 2022.3.1.395 時点の情報です

Alteryxの導入はぜひKCMEで!

セルフサービスデータ分析ツール「Alteryx」は4週間無償トライアルが可能です。

製品に対する操作方法、技術的な質問などは導入前・導入後に関わらずメールにてお答えします。また、Alteryxを用いた環境構築、開発、ヘルプデスク対応、ハンズオン、トレーニング、ワークフロー作成なども承りますので、お気軽にご相談ください。

おすすめの記事