Alteryxツールアイコン「転置ツール」(Transpose Tool)をご紹介します
転置ツール(Transpose Tool)
[変換]カテゴリの[転置]ツールについて紹介します。概要
このツールは水平に持っているデータを縦に持つようにピボットを行うツールです。
設定方法
実例を交えて説明します。次の様に横軸に時間軸(四半期)を持つテーブルがあるとします。
店舗名 | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q |
---|---|---|---|---|
東京本店 | 12000 | 11000 | 14000 | 7000 |
大阪支店 | 9000 | 8000 | 13000 | 10000 |
名古屋支店 | 7500 | 10000 | 12000 | 9000 |
この様な形式のデータは人が参照するには分かりやすいですが、時間軸を横に持つため時間経過とともにフィールドの追加などの可能性が高く、データベースとして扱うには不向きです。データベースとして扱いやすいよう、「転置ツール」を使って時間軸を縦に持つ形に変更したいと思います。
データを入力につなぎ設定画面を開くと、フィールド名が表示されます。「キーフィールド」「データフィールド」をそれぞれ必要に応じてチェックしましょう。
・キーフィールド
チェックしたフィールドは変換されません。今回は「店舗名」は縦軸にデータを持っていますので「店舗名」をキーフィールドとするためにチェックします。
・データフィールド
チェックしたフィールドが変換対象となります。データフィールドとしてチェックしたフィールドはフィールド名を「Name」、データを「Value」フィールドに格納する形になります。今回は「1Q」「2Q」「3Q」「4Q」をチェックします。
以上を設定し実行した結果です。
時間軸が縦となりました。
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