DXに投資する意味 20年前の2000年から考えてみる
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皆さま、こんにちは。いつもKCME Tech Blogをご覧いただきありがとうございます。今回よりテクニカルな話題にくわえ、DX全般に関しての話題を取り上げる記事を上げてまいりますので、是非ともご覧下さい。

IT革命の年

"IT革命"って覚えていますか?

調べると、日本でこの言葉が初めてもちいられたのは、20世紀最後の年、2000年6月、森喜朗首相の頃です。シドニーオリンピックで田村涼子さんと高橋尚子さんが金メダルを獲得し、流行語に”おっはー”とともに”IT革命”が選出されたのはこの年です。この年は通信業界の再編が進み、DDI、KDD、IDOが合弁しKDDIが誕生しました。また、最後のアナログ携帯電話TACSが終了し、全てデジタル化が完了した年でもあります。

来年からは21世紀という年でミレニアムと呼称され、なぜかワクワクする雰囲気と昭和の名残が消えていく感じもあったと記憶しています。もちろん、スマホ以前ですので俗にいう"ガラケー"全盛の時代で、ネットはパソコンで使うのが普通でした。

そのような年に、AMAZONが日本でサービスを開始しました。

当時は、書籍のみを扱うだけのただの"ネット本屋"でした。私が初めてAMAZONで買い物をしたのは翌年の2001年だった記憶があります。CDと本を買ったはずです。当時はまだまだ書籍は本屋で買うのが普通でしたし、街の小さい書店から駅前の大型書店まで多くの書店が賑わっていました。まだ音楽を楽しむのもCDが主流でした。ただ、AMAZONというサービスを使ってみたかっただけでした。そんな頃から考えると、AMAZONが今のような巨大IT企業になるとは想像もつきませんでした。本を売るだけから、家電販売、食品、生活雑貨、スマートスピーカーのAlexa、クラウド最大手の一角であるAWSのサービスまで提供し、私の買い物履歴からいつどこに住んでいたか、電話番号、送り先(当時の彼女に贈ったプレゼントもAMAZONで買いました)、趣味の移り変わりまで、私という1個人消費者の情報を握っています。また、今回のコロナ禍による巣ごもり消費拡大にも対応し、売上を伸ばしています。

AMAZON 成長の源泉 継続的なネットへの投資と変革

では、なぜAMAZONがここまで巨大な組織になれたのでしょう?ただのネット本屋であったなら、今の電子書籍やネットにおされた出版業界に引きずられるかたちで売上は伸び悩んでいたことでしょう。勿論、ネット人口の増加やスマホの普及など外的環境の変化もありますが、なんといってもネット関連への投資を行い続けた結果ではないでしょうか?現状に満足することなく、危機感ともとれるくらいの勢いでネット投資による変革を続けています。日本の感覚では、小売り関連の企業がクラウドサービスを展開するなど想像もつきませんし、現実にも存在していません。例えば、ネットとリアルの違いはありますが、日本の代表的な小売業界のデパートが当時から今以上のネット投資を続けていれば、世界最大のクラウドサービスのプロバイダーになっていたのかもしれません。

IT革命でもDXでも何でもいいから継続的にデジタル投資しませんか?

もちろん日本の企業もネットやITにも投資はしています。例えば電車に乗るにも切符の自動販売機に並ぶことなく、suicaで電車に乗れるようになっていますし、電話で予約していた飛行機のチケットもスマホ1台で予約、購入から搭乗手続きまで完結できるようになっています。コンビニではIDなどの電子マネーでお弁当を買い、ホテルはスマホで予約済み。スマホ1台あれば、財布をもたなくても全国を旅行できるようになりました。会社においても勤怠管理がタイムカードからICカードになったり、外出や出張時の交通費の清算が電子化されたり、デジタル化は進んではいます。しかし、

ICカードをリーダーに当てるのも面倒ですよね?

交通費の清算もスマホでしたいですよね?

エクセル方眼紙に必要なデータを入力して、後でデータ整理するときにセルの結合に邪魔されていませんか?

会社のWebSiteはダサくないですか? スマホ対応していますか?

急いでいる時に限って、プリンタが紙詰まりしませんか?(笑)

 

全て解決策はあります。

 

無いものは新しく作って快適な世界に変えていきませんか?ネット関連技術やデジタル技術は毎日のように新しいサービスが生まれています。例えば勤怠管理、ジオフェンスの仕組みを使えばICカード打刻機以上に快適になります。会社に到着さえすれば、出勤記録完了です。顔認識技術を使ってもいいですね。AIを使えば、出勤なのか外出なのか退勤なのかも判別できるでしょう。既に顔認識の技術は、空港の出入国管理に活用されているほどレベルの高いものになっています。

私は、最古の木造建築物である法隆寺を大切に守ってきたように、ものを大切にする日本の文化が大好きですし誇りにも感じます。しかし、例えばiPhone6は昨年iOSのアップデートサポートから外れました。サポートのしっかりとしたAppleでさえ、たった6年前の2014年に発売されたiPhone6では最新のテクノロジーを使ったOSを入れることができないのです。ところが、六本木ヒルズの開業は17年前の2003年開業ですが、まだまだ新しいテナントビルといって差し支えないと思います。それくらいデジタルテクノロジーは進化が早く、新しいことは正義だと信じています。

すべて会社がAMAZONになる必要はありませんが、IT革命でもDXでもなんでもいいから継続的にデジタル投資をしませんか?

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