【Alteryx コラム】Alteryx Core 試験合格記

   こんにちは!今年度入社したラク・オウです。

 私はAlteryx に触れてから、約1か月後、Alteryx Coreに合格しました。試験は日本語や英語どちらでも受けることができます。私は英語での受験を選びました。理由として、試験はオープンブックタイプで、ネット上の英語でのコンテンツがかなり多く、試験中は英語で検索した方がよりスムーズになると考え、英語で受験しました。

    また、毎週無料で受けることができ、出題内容はかなり重複するので、おそらく34回目には全体の70%の問題について「見覚えがある」という感覚が湧いてくるのではないでしょうか。 私は4回目の受験で合格しました。

Core 試験を受けるには

Core 受験するための前提条件

「Alteryx core」を受けるためには、まずAlteryxのアカウントの作成が必須となります。「Foundation Micro-Credential Exam 」を取得していなくても受験が可能です。(「Alteryx Advanced」を受験する際には、Coreの資格が必須となります。)Coreの受験資格については、Alteryxコミュニティの[学ぶ]-[アカデミー]-[認定]のメニューから確認することができます。

勉強について

AlteryxコミュニティにあるAlteryx Core試験ガイドに記載があります。

Alteryx Coreでは以下の項目が出題されます。

  • 入出力
  • 結合
  • 準備
  • 変換
  • パース

ツールの使い方を問われる問題では、 ツールのアイコンと、期待する効果を得るために、ツールの設定について問われることが多いようです。それ以外では、最適なワークフローを構築するために、以下の項目も問われることがあります。

  • フィールドの適切なデータ型(任意のUnicode文字を受け入れる文字列データ型を識別するなど)
  • ドキュメントと注釈を追加する方法、ツールコンテナにツールを追加する方法を特定する方法、コメントツールの機能を特定する方法
  • キーボードショートカットについて

問題の難易度について、Core Cert Practice Test演習問題もありますので、難易度の確認もできます。

勉強動画として、「インタラクティブレッスン」、UdemyレッスンYouTube上のユーザーの投稿があります。一番おすすめなのは、「インタラクティブレッスン」です。コンテンツは日本語や英語で視聴できます。「インタラクティブレッスン」の右上をクリックすると、コンテンツの文字起こしがあります。テキストとして活用できます。

Udemyのレッスンは講師が実務経験から解釈するのもあり、かなり面白いと思います。例えば、なぜ転置ツールを利用する必要があるのか、という疑問に対して、無限に増加する水平方向のテーブルは扱いにくいから、という答えを得ることができました。

実践練習として、「ウィークリーチャレンジ」は非常に勉強になります。よく使われる関数等のメモを取ることをおすすめします。

コミュニティでのユーザーの投稿、他人からの実務で行き詰った問題とそのソリューションを読んだり、実際にワークフローを作成してみるのもおすすめです。

Core 試験の進め方

2時間(120分)以内に80問題のうち正答率80%を超えると合格です。選択問題は73問で各1点、実践問題は7問で各3点です。実践問題の内容は、結合、解析、データ準備、変換の4つです。

実践問題は、Alteryx Community のウィークリーチャレンジにあるcoreベルの問題を解ける人であれば、試験問題も無理なく解答できると思います。また、試験が終わったら、点数レポートに合わせて、実践問題の正否がわかります。

合格した感想

Coreを取得してからも業務でAlteryxを使っています。Core試験ではマクロ、インターフェースツール等の機能は問われていませんでしたが、実際の業務ではよく使われます。しかし、Core試験で出るような問題も実務では非常に役に立ちました。

例えば、実際の業務でCoreの勉強が役に立った例として、文字化けの原因に気づくことができました。

以下のように、不適切な文字列データ型を選択してしまうと、この後、文字化けの問題が発生します。

値が全く同じの4つ列ですが、それぞれを「String」、[V_String]、[WString]、[V_WString]型に変更しました。

「String」型にした「001」列、[V_String]型にした「002」列の日本語の部分が認識されず、文字化けしてしまいました。

原因は、Alteryx Designerで「String」型と[V_String]型で日本語が使えないことでした。文字列型についてより具体的な説明については、こちらの弊社の記事【AlteryxTips】Alteryxにおける「型(データ型)」について」をご参照いただければ嬉しいです。

まとめると、実務でワークフローの作成をより楽しむのに、Coreの受験はおすすめです。

参考

Core試験準備ガイド

Core演習問題

【AlteryxTips】Alteryxにおける「型(データ型)」について

 

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