【ThoughtSpot】topoJSONによるカスタム地図について

2024年10月22日 2024年10月29日 4分51秒

AkimasaKajitani

topoJSONによるカスタム地図について説明します

様々なBIツールで色塗りマップが使われていますが、たいていは都道府県レベルのマップまでの対応のことが多く、さらなる細かい粒度は対応していないケースも多いです。このような場合、カスタムの色塗りマップが使われますが、もちろんThoughtSpotでも地域面グラフで使うことができます。なお、ThoughtSpotのカスタム地図は、topoJson形式で準備する必要があります（PowerBIと同じですね）。

今回は、実際にtopoJSON形式のファイルを使って地図に表現してみたいと思います。

ThoughtSpotでカスタム地図を使うワークフロー

ThoughtSpotでカスタム地図を使いたい場合の手順はおおまかに以下のとおりです。

topoJSON形式の地図データを準備する
カスタムマップを追加する
カスタムマップを使いたいデータでGEO CONFIGを設定する
「データの検索」で地域面グラフを使って地図に表示する

1. topoJSON形式の地図データを準備する

実は一番難易度が高いのがここです。topoJSON形式のファイルを作成する場合は、コマンドラインツールなどでGeoJsonから変換を行うのが一般的なようです。PowerBIでもtopoJSONを使うので、もう少しこの作業の難易度が落ちないかなぁ、とは感じます。

弊社では、Alteryxを使ってデータの準備をしているため、弊社ブログの「【AlteryxTips】AlteryxでTopoJSON形式に変換する」の方法で準備しました。

2. カスタムマップを追加する

カスタムマップの追加は、管理者権限が必要です。

まず、管理者メニューに入り、「チャートのカスタマイズ」をクリックします。

ここで、「マップの追加」ボタンでtopoJSONの登録ができます。以下のようなメニューとなります。

ここで、マップ名、ファイルの選択が完了すると、プロパティキーの選択が必要になります。これは、一意である必要がありますが、基本的に住所などが良いかと思います（もちろん住所コード的なものでもオッケーです）。いずれにしても、表示したいデータとはこの項目で紐づけを行います。

ちなみに、アップロードでプロパティキーの指定が終わると、ちゃんと地図が表示されました。

3. カスタムマップを使いたいデータでGEO CONFIGを設定する

次に、実際にカスタムマップを適用して表示したいデータの方で、カスタムマップをGEO CONFIGに設定していきます。旧UIではデータタブ、新UIではデータワークスペース画面にて、表示したいデータを選択し、カスタムマップのプロパティキーで設定した項目と紐づく項目のGEO CONFIGにカスタムマップを設定していきます。