運営会社
Tableauのバージョン2018.2よりダッシュボードに拡張機能を追加する機能が追加されました。各拡張機能について紹介していきたいと思います。
注意各拡張機能は各提供会社が提供する機能となり、その内容等についての責は一切負いません。現状での紹介にとどまりますので、ご了承ください。
Filter Bookmarks
ファイル名：FilterBookmarks.trex
※上の画像はリンクを貼っていないため、ダウンロードは公式サイト「Tableau拡張機能ギャラリー」から願います
機能概要
この拡張機能を使うと、ダッシュボード上の複数のフィルタに対して、予めセットしておいた元の状態にボタン一つで戻す機能を利用することができます。
※ただし、全てのフィルタを元の状態に戻せるわけでもないようで、導入の際は注意する必要がありそうです。
設定
注意拡張機能を追加するところまでは別記事でご確認ください。拡張機能を追加したところから本記事では取り扱いたいと思います。
拡張機能を追加すると、設定ウィンドウが開きます。設定は「Button Setting」関連の２つと、「Formatting」関連の３つで構成されています。
- Button Setting ・・・ボタンの名称と、ボタン効果(適用するフィルタ状態)の保存。
保存したい状態にフィルタをセットし登録すると、ボタンをクリックすることでその状態に戻すことができます。
- Formatting ・・・ボタンの色、文字色、ボタンの背景の色の設定。
| 設定カテゴリ | 設定項目 | 設定内容 |
|---|---|---|
| Button Settings | Label | ボタンの名前を設定します。 |
| Click Save Settings to save current filters. | 現時点のフィルタの状態を保存します。 | |
| Formatting | Background Color | ボタンの周り(背景)の色を設定します。 |
| Button Color | ボタンの色を設定します。 | |
| Button Text Color | ボタンの文字色を設定します。 |
ボタンの各種色設定は以下のイメージとなります。
設置したボタンの設定を変更する際は、「構成」から設定画面を開きます。
まとめ
本拡張機能は、Tableauのダッシュボードに対し、ユーザ側で様々なフィルタを操作したあとに、作り手側が設定した”元の状態”に簡単に戻すためのボタン機能を利用できます。この機能は無償で利用できます。
◆注意事項
スーパーストアをサンプルに本機能を試す中、オーダー日をベースとした、四半期・年・月など日付に関連するフィルタについては、フィルタ状態がうまく記録されない事象が見られています。フィルタを操作できるときとできないときがあり、注意が必要です。 「日付の範囲」はフィルタとして状態保存でき機能が利用できましたが、「相対日付」、「開始日」、「終了日」、「期間を参照」のフィルタ形式は機能しないようです。
また、MAPやグラフでハイライトして、他の画面にフィルタをかけた場合、この機能ボタンを押すと、フィルタは解除されますが、ハイライトはそのままとなりますのでご注意ください。
※Tableau 2018.3時点の情報です（拡張機能は2018/1/21時点）
