
【PowerBI】パラメーターで動的レポートを作成する方法Part.2
こんにちは!MJです。
前回はパラメーターを活用して、1つのビジュアルで情報を柔軟に切り替える方法について紹介しました。
今回は、パラメーターのルールを理解し、クロスフィルタリングを設定する方法についてご紹介します。
パラメーターのルール
前回作成したパラメーターをテーブルビューで確認してみます。
- 1つ目の引数は、パラメーターの名前を設定します。
- 2つ目の引数は、参照先のフィールドを設定します。
- 3つ目の引数は、パラメーターの順序を設定します。
パラメーター名の変更
1つ目の引数を修正することで、パラメーターの表示名を任意の名前に変更できます。
パラメーターの順序を変更
3つ目の引数を修正することで、パラメーターの並び順を変更することができます。
新しい列の追加
パラメーター入力欄の3つ目の引数右側に「 , 」を入力し、値を追加することで、新しい列が追加できます。
課題
パラメーターに新しい列を追加し、「売上と数量」の合計および割合を表示するクロスフィルターを作成してみましょう。
パラメーターの編集
「売上と数量」を指定する新しい列と、「合計と割合」を指定する新しい列を作成します。
マトリックスの作成
マトリックスビジュアルを作成し、行には都道府県、列には月データ、値にはパラメーターを設定します。
パラメーターで指定した4つのフィールドが月ごとに表示されます。
フィルター作成
スライサーを2つ作成し、それぞれ新しく作成した「Value4, Value5」フィールドを指定します。
そうしますと、スライサーを選択することで、2つのフィールドが組み合わせに応じて、マトリックスが動的に更新されることを確認できます。
まとめ
今回はパラメーターで新しい列を作成することで、複数のスライサーに連動して動的に切り替わるビジュアルを作成してみました。
複数の視点からデータを柔軟に切り替えたいときは、ぜひ活用してみてください。