
【PowerBI】Microsoft Certified 受験対策メモ(PL-900, PL-300)Part1
とあることからMicrosoft Certified: Power Platform Fundamentals PL-900(以後PL-900)、Power BI Data Analyst Associate PL-300(以後PL-300)の資格を取得することになったので受験時にどのように勉強して資格取得にいたったかを参考までに。
勉強を始めるの前に調べたりしたことと、実際にどのように勉強して今回受験したか、についてを2回に分けて紹介しようと思います。
今回はMicrosoft Certified 受験対策メモのPart1として、どのように勉強して資格取得すればよいかを事前に調べた内容についてです。
概要
PL-900, PL-300 受験の経緯
まずはなぜPL-900、PL-300を受験したかの経緯についてです。今回PL-900とPL-300を受験したきっかけはPowerQuery。なぜPowerQuery?ということはさておき、PowerQueryに関連する資格は何かないかな?で探してみたところ、かろうじてPL-300がひっかかってきました。PL-300は資格の名前がしめすとおりPower BI がメインの資格です。当然PowerQueryはあくまでもPower BI の一部の機能という扱いで、実際のところPowerQueryが関連する問題は出題全体のほんの一部しかありませんでした。
受験料を払ってまでPL-300をの資格をとる必要あるのか?と最初は考えもしましたが、いずれPower BI を今以上に使いこなせないとなあ、という課題も元々あったので最終的にPL-300を取得することにしました。
またその際に、今までMicrosoftの資格を受験したことがなかったので、PL-300受験前の肩慣らしということでPL-900もあわせてとることにしました。今回のゴールはPL-900とPL-300の2つの資格取得です。
Power BIって何?というかたがいましたら、詳細はここでは割愛しますのでこちら(【PowerBI】Power BIのツールをご説明いたします!)を参考にしてみてください。Power BIがどのようなツールかをなんとなく理解できるかと思います。
資格の位置づけ
ではPL-900、PL-300はどういった位置づけの資格なのかを簡単に。
Microsoft Certified: Power Platform Fundamentals(PL-900)とは
まずはPL-900についてですが、Power Platform Fundamentalsの資格名のとおりで Power Platform の基礎編にあたる資格です。
PL-900の出題範囲でどういったところなのでしょうか。
下記がMicrosoftのページにあるPL-900についての記載です。
概要
この認定資格の受験者は、Microsoft Power Platform テクノロジを使用して次のことを行う方法を理解することを目指しています。
- カスタマイズされたビジネス ソリューションを開発する。
- Microsoft Dataverse が Microsoft Power Platform の相互運用性をどのようにサポートしているかを確認する。
- Microsoft Power Apps を使用してロー コード/ノー コード ソリューションを実現することにより、ビジネス成果を加速する。
- Microsoft Power Automate とプロセス マイニングを使用してプロセスを改善する。
- Microsoft Power Pages のユース ケースを特定する。
- Microsoft Power BI を使用して、テクノロジに関するデータドリブンの意思決定を支援する。
- これらのそれぞれについて、Copilot がどのように支援できるかを評価する。
この認定資格は、Microsoft Power Platform によるソリューションの構築にこれから取り組もうとしている人を対象としています。
この認定資格は、ロール ベースまたは専門分野の認定資格の準備に使用できますが、それらのいずれの前提条件でもありません。
Microsoft Certified: Power Platform Fundamentals
URL: Microsoft Certified: Power Platform Fundamentals
「Microsoft Power Platform によるソリューションの構築にこれから取り組もうとしている人を対象としています。」とあるようにMicrosoft Power Platform を構成する各ソリューションについて理解することが目的です。
今回PL-300の取得が主目的であるため、PL-900はPL-300取得のための予行演習という感じで考えていましたが、そもそもPower Platformって言われても、私はPower BI、Power Automate、Teamsしかふれたこともなく他のソリューションについては全くわかっていませんでした。Power Appsとかいうキーワードを聞いたり見たりしたことはあっても実際に構築したり利用したことはありません。そのためPower Platformってどういうものがあるのか理解するということも目的のひとつと考えてみました。Power BI 以外にどういったPower Platformのソリューションがあるのかを理解することでPower Platformの枠組みの各ソリューションをどのように有効に利用できるかも見えてくるはずです。そのためにはPower Platformの基礎中の基礎をまずは理解しなければ。
Microsoft Certified: Power BI Data Analyst Associate(PL-300)とは
次に今回の目的の本命であるPL-300についてです。Power BI に関連する資格ですね。
下記がMicrosoftのページにあるPL-300についての記載です。
概要
この認定資格の受験者には、利用可能なデータを操作し、特定分野の専門知識を応用して実用的な分析情報を導く能力が求められます。 次のことを行う必要があります。
- 理解しやすいデータの可視化を利用して、意味のあるビジネス価値を提供します。
- 他のユーザーがセルフサービスの分析を実行できるようにします。
Power BI データ アナリストは、ビジネスの利害関係者と密接に連携してビジネス要件を特定します。 分析エンジニアやデータ エンジニアと共同作業して、データの特定と取得を行います。 Power BI を使って、次のことを行います。
- データを準備する
- データのモデル化
- データの視覚化と分析
- Power BI の管理とセキュリティ保護
Power Query と Data Analysis Expressions (DAX) の使用に習熟している必要があります。
Microsoft Certified: Power BI Data Analyst Associate
URL: Microsoft Certified: Power BI Data Analyst Associate
Power BI を利用してのデータの準備からモデル化、可視化、分析、管理とPower BI を利用して行うことのひととおり流れがこの資格で出題される範囲となります。
「Power Query と Data Analysis Expressions (DAX) の使用に習熟している必要があります。」とあるので「習熟だとっ!!」と思うかたもいるかもしれませんが、このあたりについてはこのあとにも触れますが習熟というレベルに至らなくても全然大丈夫です。
PL-900はPower Platform初心者向けのPower Platform 全般についてで、PL-300はPower BIでレポートやダッシュボードを作成したりPower BI サービスを管理したりする人向けの資格です。それぞれの知識の習得のための最初のステップとしてさらっと全体を理解するのには良さげな内容かなといったところです。
参考サイト
今回の資格取得の準備・勉強をどのように進めたかを説明するにあたり、事前に調べたサイトなどを紹介しておきます。
合格体験記等
ネット上にいくつもありましたので5個くらいみて、みんなどんな感じで準備してるのかなあと眺めてみました。「PL900」、「PL300」とか「資格」、「受験」、「体験記」などのキーワードで検索するといくらでもひっかかりますので、いくつか参考に見てみてください。
どのような準備をしたかは、「ラーニングを見て基礎知識を学んだ」、そして「問題集を解いた」という極々一般的なものがほとんど(全部かも)。合格体験記とかを読んでみて、勉強始める前の時点で私が思ったのは、ラーニングを受講してそれぞれの知識を頭に入れて、問題集を何度も解いて覚えておけば大丈夫そうだなという感じでした。
ラーニング
試験対策のラーニングについてです。数々の合格記などの記事で、「これ見て勉強しました」と皆さんが参考にされていたサイトをいくつか紹介します。
PL-900 : Microsoft Power Platform Fundamentals 試験対策
URL: PL-900 : Microsoft Power Platform Fundamentals 試験対策
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- Microsoftのオンデマンドセミナー(動画)
- 通しで4時間40分
- ちょっと情報が古い部分ある模様
PL-900: Microsoft Power Platform Fundamentals ラーニングパス
URL: PL-900: Microsoft Power Platform Fundamentals ラーニングパス
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- こちらもMicrosoftのラーニングパスの動画
- トータルで8時間以上
Microsoft Power Platform Virtual Training Day: 基礎
URL: Microsoft Power Platform Virtual Training Day: 基礎
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- オンラインのトレーニング
- トレーニングの修了で認定試験の割引ができるみたい
Udemy PL-900 Power Platform Fundamentals 試験対策講座
URL: Udemy PL-900 Power Platform Fundamentals 試験対策講座
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- Udemyなので有料
他にはYouTubeにも英語の動画が結構あがってましたね。上記以外のラーニングもありますが、合格した皆様はいずれもどれかを受講してみて基礎知識をさらっと頭にいれましたと仰ってます。
問題集
下記は練習問題を解くことができるサイトについてです。代表的なところを3つほど紹介します。
Microsoft 認定資格のプラクティス評価
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- Microsoftのサイトにあるどれだけ理解できたか?を確認するための練習問題
- 1回50問
- 毎回同じ50問が出るわけではないため、何回もやってすべての問題を解けるようにしておくとよい
- 資格取得に必要な基礎的な知識が出てる
EXAMTOPICS
URL: EXAMTOPICS
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- 海外のサイト(英語)
- 無料で見れる問題が80問くらいある
- すべての問題が見たければ有料
- 過去問サイトなので実際に試験にでる問題がそのままでてる
- でも正解が間違い?というものがあったりする
Udemy 【2025年最新版】PL-900 Power Platform Fundamentals 試験対策問題集
URL: Udemy 【2025年最新版】PL-900 Power Platform Fundamentals 試験対策問題集
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- Udemyの有料問題集
- 合格記などを見ていると日本語だからか利用者が思ったよりもいた
ほかにもいくつか問題集のサイトはありましたが、主に上記の3つが紹介されていました。
皆さん問題集を何回もやって90%なり100%なり解けるようにしたとおっしゃっています。
まとめ
今回はここで一旦終了です。PL-900、PL-300の資格とはどのようなものか、またどういった形で資格取得の勉強をすればよいか、実際に資格取得の勉強を始める前に調べた内容をまとめてみました。
勉強のしかたは人それぞれというところもありますので、PL-900等の資格を取得しようと思っているかたはご自身で見てどのように準備すれば良いかを判断していただければと思います。
次のPart2では私が実際にどのように準備して資格を取得したかについて触れてみようと思いますので、良ければそちらも参考にしてみてください。PL-900に関しては効率重視で準備すすめて資格取得してたりしますので。