【Alteryxアイコン200連発】ツリーツール(Tree Tool)

Alteryxツールアイコン「ツリーツール」(Tree Tool)をご紹介します

ツリーツール(Tree Tool)

[インターフェース]カテゴリのツリーツールについて紹介します。

概要

このツールは、組織化された階層的なデータ構造を表示して、アプリまたはマクロでの 1 つ以上の選択をユーザーが行えるようにします。

 

設定項目

設定

大きく分けて3種類のツリーから選択します。

項目(ツリーデータソース) 内容
ファイルシステムディレクトリ ツリー表示でファイルの選択を行います

[ルートパス]で最初に表示されるパスを選択します

[ワイルドカード]で表示させるファイル名や拡張子に制限を設けられます
カスタムXML ツリーの構成をXMLファイルで定義します

[カスタムXMLパス]でXMLファイルを指定します

カスタムファイル/データベース ツリーの構成をファイルやデータベースのテーブルで定義します

[ファイル/データベース/接続]でツリー表示させたいテーブルを選択します

[キーフィールド]でツリー表示させる階層を定義したカラムを選択します

[説明フィールド]でツリーに表示される名前を定義したカラムを選択します

ツリーデータソースの「Allocate地理情報」、「Allocate変数」については別途ライセンスが必要になるため、本紹介では割愛します。

使用例

  • ファイルシステムディレクトリ

 

 

ツリーツールで選択したcsvファイルを開くようにしてみます。

上図のように設定し、開きたいファイルはルートパス以下に格納します。

実行するとこのような感じになります。

ツリー表示でファイルを選択できるようになりました。

  • カスタムXML

カスタムXMLを使ったツリーツールで下図のようなデータから対象を選択できるようにしてみます。

各データには固有のIDを振ります。IDの先頭2文字は親とする階層の番号、残り2文字は階層内で一意となる番号としています。たとえばTeaのIDは0102なので、階層の番号は01、階層内での番号は02となります。

ツリーツールで使用するXMLファイルは下図のように作成します。

要素vは属性nとkを持ち、nにはツリーで表示する名前、kは選択された場合に取得する値を入れます。

ツリーツールでは使用するXMLファイルのパスを指定します。

アクションツールではアクションタイプを「フォーミュラで値を変更」とし、フィルターツールの条件を変えられるようにします。

フォーミュラで行っている具体的な内容は次のようになります。

・ツリーツールで取得したkの値が1文字の場合は"1=1"とする(フィルター無し)

・それ以外の場合、取得したkの値と[ID]カラムの値、または[ID]カラムの先頭2文字が一致した場合をフィルター条件とする

実行するとこのような感じになります。

完了するとツリーで選択したデータのみ得られました。

  • カスタムファイル/データベース

カスタムファイルを使ったツリーツールで下図のような内容のcsvファイルから対象を選択できるようにしてみます。

B列にはツリーツールで選択した場合に取得される値を入れています。値の先頭1文字は親とする階層の番号、残り2文字は階層内で一意となる番号としています。たとえばBurgerの場合の値は201なので、階層の番号は2、階層内での番号は01となります。

ツリーツールでは使用するファイルのパス、選択した場合に取得されるキーフィールド、ツリーに表示される説明フィールドを指定します。

ツリーで複数選択された値は改行コードに区切られて取得されるため、列分割ツールで複数行に分割し、結合ツールで一致するものを取得します。

実行するとこのような感じになります。

完了するとツリーで選択したデータのみ得られました。

注意点

・ツリーツールはAPI未対応

Alteryx Serverにアップロードしたツリーツールを含むワークフローをAPIで実行しようとすると、ツリーの質問を取得することができません(API未対応の質問を含むワークフローですと応答されます)。

 

サンプルワークフロー

KCME_treetool_sample

※Alteryx Designer 2023.1.1.336 時点の情報です

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