![【Alteryx関数シリーズ】数学関数の使い方[2025Ver.対応]](https://newssdx.kcme.jp/wp-content/uploads/2020/07/Alteryx関数キャッチ用.png)
Alteryxで使用できる関数の「数学関数」の使い方をご紹介します
数学カテゴリの関数は、絶対値や自然対数、三角関数など数学的な計算が行えます。
本記事はAlteryx Designer Version 2025.1.2の内容になりますので、Alteryx Designer Version 2019.1.6の場合は以下のリンクを参考にしてください。
数学カテゴリの関数一覧
| やりたいこと | 関数名 | 概要 | 対応するExcel関数 |
|---|---|---|---|
| 絶対値を取得 | ABS(x) | 絶対値を取得します | ABS(x) |
| 平均値を取得 | Average(n1, n2, ...) | 数値の平均値を取得します | AVERAGE(n1, n2, ...) |
| AVERAGEA(n1, n2, ...) | |||
| 中央値を取得 | Median(n1, n2, ...) | 1つ以上の数値の中央値を取得します | MEDIAN(n1, n2, ...) |
| 余りを取得 | Mod(n, d) | nをdで割った余りを取得します (整数演算) | MOD(n, d) |
| 乱数を取得 | RAND() | 0以上1未満の乱数を取得します(小数点) | RAND() |
| 乱数を取得 | RandInt(n) | 0 以上n未満の乱数を取得します(整数) | RANDBETWEEN(0, n-1) |
| 切り上げた値を取得 | CEIL(x) | x 以上の、最も小さな整数を取得します | CEILING(x, 1) |
| 切り捨てた値を取得 | FLOOR(x) | 小数点以下を切り捨てた値を取得します | FLOOR(x, 1) |
| 数値を四捨五入 | Round(x, mult) | 指定した桁数で四捨五入します | ROUND(x, mult) |
| 数値を動的に考慮して丸める | SmartRound(x) | 指定した数値を動的に有効桁数を考慮して丸めます | - |
| 平方根を取得 | SQRT(x) | 平方根を取得します | SQRT(x) |
| 底eのべき乗を取得 | EXP(x) | 自然対数の底eのべき乗を取得します | EXP(x) |
| 対数を取得 | LOG(x) | 任意の数値を底とする対数を取得します | LOG(x) |
| 常用対数を取得 | LOG10(x) | 常用対数を取得します | LOG10(x) |
| べき乗を取得 | POW(x, e) | 数値のべき乗を取得します | POWER(x, e) |
| 円周率を取得 | PI() | 円周率 π(3.14...)を取得します | PI() |
| 正弦を取得 | SIN(x) | 正弦を取得します | SIN(x) |
| 余弦を取得 | COS(x) | 余弦を取得します | COS(x) |
| 正接を取得 | TAN(x) | 正接を取得します | TAN(x) |
| 逆正弦を取得 | ASIN(x) | 逆正弦を取得します | ASIN(x) |
| 逆余弦を取得 | ACOS(x) | 逆余弦を取得します | ACOS(x) |
| 逆正接を取得 | ATAN(x) | 逆正接を取得します | ATAN(x) |
| 逆正接を取得 | ATAN2(y, x) | X,Y座標から逆正接を取得します | ATAN2(x, y) |
| 双曲線正弦を取得 | SINH(x) | 双曲線正弦を取得します | SINH(x) |
| 双曲線余弦を取得 | COSH(x) | 双曲線余弦を取得します | COSH(x) |
| 双曲線正接を取得 | TANH(x) | 双曲線正接を取得します | TANH(x) |
| Null でない値の平均を取得 | AverageNonNull(n1, ...) | Null を除外した複数値の平均を取得します | AVERAGEIF / AVERAGE(※Null除外相当) |
| 2地点間の距離を取得 | DISTANCE(from_Lat,from_Lon, to_Lat, to_Lon) | 緯度・経度に基づき 2 地点間の距離を算出します | - |
| 階乗を計算 | FACTORIAL(x) | 整数 x の階乗(x!)を算出します | FACT(x) |
以下の関数は、Alteryx Designer Version 2019.1.6以降にAlteryxに追加された関数です。
-
AverageNonNull (Version2023.1)で追加
-
FACTORIAL (Version 2023.1で追加)
- DISTANCE(Version 2025.1.1以降から追加)
各関数の使い方とサンプル
ABS ・・・ 絶対値を取得します
ABS(x)
入力した値の絶対値を返します。値は正の数になります。
Sample

Average / Median ・・・ 平均値、中央値を取得します
Average(n1, n2, ...)
入力した1つ以上の数値(n1, n2, ...)の平均値を取得します。
Median(n1, n2, ...)
入力した1つ以上の数値(n1, n2, ...)の中央値を取得します。
Sample

Mod ・・・ nをdで割った余り(剰余)を整数で取得します
Mod(n, d)
数値 n を d で割った場合の余り(剰余)を返します。余りが小数となる場合は、小数点以下が切り捨てられて整数になります。
また、割る数が0など、計算ができない場合はNullとなります。数値 d に小数点を指定した場合は 0 が返ります。
Sample

RAND / RandInt ・・・ 乱数を取得します
RAND()
0以上1未満の乱数を取得します(小数)。ワークフローを実行するたびに、異なる値が返ってきます。
RandInt(n)
RandInt(n) は0以上 n 未満の乱数を取得します(整数)。ワークフローを実行するたびに、異なる値が返ってきます。
Sample

CEIL / FLOOR / Round / SmartRound ・・・ 指定した数値を丸めます
CEIL(x)
数値 x の小数点以下を切り上げて、x 以上の最も小さな整数を返します。
FLOOR(x)
数値 x の小数点以下を切り捨て、整数を返します。
Round(x, mult)
数値 x をmult で指定した桁数で四捨五入します。mult が1なら1の位、0.1 なら少数点第1位を四捨五入します。
SmartRound(x)
数値 x を動的に有効桁数を考慮して丸めた値を返します。数値によって、返される桁数が異なります。
Sample

SQRT ・・・ 平方根を取得します
SQRT(x)
指定した数値 x の平方根を返します。指定した数値 x が負の数の場合はNullが返ります。
Sample

EXP / LOG / LOG10 ・・・ 自然対数、常用対数を取得します
EXP(x)
eを底とする 指定した数値x のべき乗を返します
LOG(x)
指定した数値 x の自然対数(底 をeとする)を返します。
LOG10(x)
指定した数値 x の常用対数(底 を10とする)を返します。EXP(x) で算出した値に対して LOG(x) をかけることにより、元の数値が算出されます。
Sample1

Sample2
下の例ではLOG関数を用いて、底が2、値が3の場合の Log₂3 を算出しています。
まず、それぞれ Log2 と Log3 の値を算出します。

次に、Log2 / Log3 を求めると、Log₂3 が算出できます。

POW ・・・ べき乗を取得します
POW(x, e)
x を底とした指数 e のべき乗を返します。
下の例の 1レコード目では、100の3乗の1000000が算出されています。2レコード目では、-100の3乗の-1000000が算出されています。
Sample

PI / SIN / COS / TAN ・・・ 円周率π、三角関数の値を取得します
PI()
円周率π(3.141593...)を取得します。
SIN(x)
ラジアン単位の角度 x からSin の値を取得します。
COS(x)
ラジアン単位の角度 x からCos の値を取得します。
TAN(x)
ラジアン単位の角度 x からTan の値を取得します。
ラジアン単位の角度(= 弧度法)の値は、「度数法の角度°× π÷ 180」で取得できます。
下の例では、度数法からラジアン単位の角度Θを求めてから、ΘをもとにSIN、COS、TANを算出しています。
Sample

ASIN / ACOS / ATAN ・・・ 三角関数の逆関数の値を取得します
ASIN(x)
ASIN(x) は、ラジアン単位の角度 x から三角関数Sin の逆関数の値を取得します。x には、絶対値が1 以下の値を指定します。
ACOS(x)
ACOS(x) は、ラジアン単位の角度 x から三角関数Cos の逆関数の値を取得します。x には、絶対値が1 以下の値を指定します。
ATAN(x)
ATAN(x) は、ラジアン単位の角度 x から三角関数Tan の逆関数の値を取得します。x には、絶対値が1 以下の値を指定します。
Sample

SINH / COSH / TANH ・・・ 双曲関数の値を取得します
SINH(x)
SINH(x) は、ラジアン単位の角度 x から双曲関数Sin の値を取得します。
COSH(x)
COSH(x) は、ラジアン単位の角度 x から双曲関数Cos の値を取得します。
TANH(x)
TANH(x) は、ラジアン単位の角度 x から双曲関数Tan の値を取得します。上記三つの関数については、SIN(x) / COS(x) / TAN(x) と同様に使用します。
AverageNonNull ・・・ Null を除外した値の平均を取得します
AverageNonNull(n1, ...)
AverageNonNull(n1, ...) は、Null を除外して複数の値の平均を取得します。

DISTANCE ・・・ 指定した緯度・経度から 2 地点間の距離を取得します
DISTANCE(from_Lat,from_Lon, to_Lat, to_Lon)
DISTANCE(from_Lat, from_Lon, to_Lat, to_Lon) は、指定した 緯度・経度(Lat, Lon)から 2 地点間の距離(マイル)を取得します。

FACTORIAL ・・・ 指定した整数 x の階乗(x!)を計算します
FACTORIAL(x)
FACTORIAL(x) は、指定した整数 x の 階乗(x!)を計算します。組み合わせ計算や確率計算などで使用されます。

サンプルフロー ダウンロード
Formula_function_math fa-download
※Alteryx Designer 2025.1.2時点の情報です
運営会社![【Alteryx関数シリーズ】テスト関数の使い方[2025Ver.対応]](https://newssdx.kcme.jp/wp-content/uploads/2020/07/Alteryx関数キャッチ用-300x192.png)

