Alteryxの学習のススメ方
Alteryxの学習を効果的に進めるための、Alteryx社の提供する学習コンテンツと京セラみらいエンビジョンの提供するAlteryx学習コンテンツについてご紹介します
Alteyrxは、セルフサービス分析ツールという位置づけの製品となっており、Alteryx社がオンラインのCommunityで提供しているコンテンツで十分自己学習が可能な製品となっています。しかしながら、自ら学ぶための時間を作るのが難しいといった意見や、オンラインのオンデマンドのコンテンツはどうしても一方通行でありポイントがわかりにくい、というような声もあるかと思います。京セラみらいエンビジョンでは、そのような方への学習コンテンツとして有償のトレーニングを提供しております。
本記事では、オンラインのコンテンツと弊社トレーニングやサポートサービスを含めた、効果的なAlteryxの学習方法についてご案内いたします。
学習の方法について
Alteryxだけではないかと思いますが、ツールや製品について学習するにあたり、学習方法として以下のような手法が考えられます。
- 系統的な学習
- わからないところだけ自己学習
- わからないところを質問
完全に独学で、詰まったらわからないところを確認しながら進める、ということも不可能ではありませんが、どうしても自己流になり効率も良くはありません。最初は系統的に学習する、というのが効率的であり、ツールを習得するには望ましくあります。
Alteryxが提供しているものにどのような学習リソースがあるのか
それでは、Alteryx社が提供している学習リソースについて見ていきたいと思います。オンラインのものと、Designer付属の二種類のコンテンツが主に存在します。
オンラインのリソース
Alteryxの学習リソースとして、オンラインコミュニティでは以下のものが利用可能です。
- ラーニングパス
テーマ別に系統的に学習できるコンテンツです。日本語版はDesignerの基本的なデータ加工(Core資格レベル)についての教育コンテンツのみとなりますが、最初学習するにはおすすめのコンテンツです。英語版であれば、データサイエンス、サーバー、クラウド製品などのコースも利用可能です。サーバーの勉強をする際はまとまっていて非常に良いコンテンツです。クラウド製品のコンテンツは、現時点ではTrifactaの内容となるのでご注意を!
- インタラクティブレッスン
データ加工、空間分析、機械学習、マクロ、分析アプリなど、各ツールカテゴリごとくらいに学習するコンテンツです。テーマごとには系統的に学習できるコンテンツです。
- ツールマスタリー
各ツールを深いレベルで使い方を紹介するコンテンツです。日本語版は英語版より若干紹介ツールが少ない状況です。
- ディスカッション
誰でも不明点を自由に尋ね、コミュニティメンバーがそれに回答するコンテンツです。困った時は英語版のディスカッションを検索すると欲しい回答が得られることが多いです。
- Weekly Challenge
実践的なワークフローの作成を学ぶコンテンツで、週1題出される問題を解き、それをコミュニティにアップロードして共有し、コミュニティメンバー同士で共有して学習を進めるコンテンツです。ワークフローの作り方は一通りではないため他の方の工夫を見ることができ、非常に勉強になります。
- データサイエンス100本ノック(日本語のみ)
データサイエンスの初級レベルのデータ加工を手を動かして一通り行うコンテンツです。Communityでユーザーが独自に提供しているコンテンツとなります。ベースは「一般社団法人データサイエンティスト協会」さんの「データサイエンス100本ノック(構造化データ加工編)」というコンテンツです。
Designer付属のコンテンツ
Designerに付属している教育コンテンツも存在しています。こちらはいつでも無料で利用可能です。
- ワークフローの「例を開く」
Designerのツールパレットのツールを開いた際、説明の下に「例を開く」があれば、サンプルのワークフローを開くことができます。
ツールの動きを知るには非常に良いコンテンツです。
- サンプルワークフロー
Designerのメニューの[ヘルプ]の[サンプルワークフロー]から開くことができます。「例を開く」がない場合に、こちらのサンプルワークフローからサンプルを開くことができるものがいくつかあります(予測系のワークフローなど)。
3つのシチュエーションに当てはめてみる
上で紹介したコンテンツについて、学習方法を「系統的学習」「自己学習」「質問」の3つに当てはめてみましょう。
- 系統的な学習
- ラーニングパス(O)
- データサイエンス100本ノック(日本語のみ)(O)
- わからないところだけ自己学習
- ワークフローの「例を開く」 (D)
- サンプルワークフロー(D)
- インタラクティブレッスン(O)
- ツールマスタリー(O)
- Weekly Challenge(O)
- わからないところを質問
- ディスカッション(O)
※O:オンライン D:Designer付属
少しWeeklyChallengeは強引に当てはめた感はありますが、大きくは間違っていないかと思います。
基本的にはこれらのコンテンツを活用し、基本となる「系統的な学習」から、不明点を解決し実践的なワークフローを組んでいく、というところまでカバー可能な内容になっています。
学習の理想的な方法について
しかしながら、上の学習方法については、基本的には自ら学びに行くという形になり、最初にお話した「時間が取れない」「ポイントがわかりにくい」といった場合には講師が対応するクラスルームトレーニングなどが好まれるかと思います。
例えば、講師による対応の場合、どのようなコンテンツが考えられるか見てみましょう。
- 系統的な学習
- 初期導入ハンズオントレーニング
- 各スキルレベルに応じたトレーニング
- わからないところだけ自己学習
- アドバイザリサービス
- わからないところを質問
- QAセッション
それぞれのポイントについてご紹介いたします。
初期導入ハンズオントレーニング
導入時の立ち上がりが一番重要なポイントです。実際に使っている方が説明しながら進めていくハンズオン形式のトレーニングであれば、双方向でやり取りができ、疑問もその場で解決が可能となります。最初に一番オススメのトレーニングです。
各スキルレベルに応じたトレーニング
ハンズオントレーニングは最初期のトレーニングとしては非常に良いですが、そこから一歩進み、基本的な使い方を学ぶことも重要です。スキルレベルに応じて学びたい内容、学ぶべき内容は変わっていきますので、レベルに合わせて行われるトレーニングがあるとより良いです。
アドバイザリサービス
自己学習の際に、何かしら困ったときに聞ける窓口があると助かります。
QAセッション
わからない部分をある程度まとめて質問するようなセッションができれば心強いです。
上に記載の内容それぞれについて、弊社でもサービスをご提供しておりますので、ご紹介いたします。
京セラみらいエンビジョンのAlteryxサポートのご案内
初期導入ハンズオントレーニング
弊社では、ライセンスをご購入頂いた方向けに無償で行わせていただいております。
各スキルレベルに応じたトレーニング
弊社では、以下有償トレーニングの提供を行っております。
- Day 1 Alteryxを使ってみよう「Alteryx Designer 基礎編」
- Day2 Excelの替わりに使おう「Alteryx Designer 脱Excel関数・マクロ編」
※京セラみらいエンビジョンの提供する有償Alteryxトレーニング詳細
アドバイザリサービス
弊社では、ライセンスをご購入頂いた方向けに、メールなどでのご質問について無償でご回答させて頂いております。
QAセッション
弊社では、「エキスパートサポート」という名称で、1.5時間程度のQAセッションを有償で提供させて頂いております。
書籍
Alteryxについての書籍もいくつか出版されておりますが、ほとんど英語の書籍となっています。日本語の書籍については、弊社で執筆を行った「Alteryxではじめるデータ分析入門」というAlteryx初心者向けの書籍がインプレスより出版されています。Amazon にて購入可能です。
Alteryxの学習法まとめ
それでは全体的なまとめとして、弊社サービスも含めた学習方法についてまとめてみます。
- 系統的に学習する
- ラーニングパス (O)※英語版はこちら
- データサイエンス100本ノック (日本語のみ)(O)
- 講師による初期導入ハンズオントレーニング(弊社ライセンス購入特典)
- 各スキルレベルに応じたトレーニング(弊社有償サービス)
- 書籍「Alteryxではじめるデータ分析入門」
- わからないところを自己学習
- ワークフローの「例」 (D)
- サンプルワークフロー(D)
- インタラクティブレッスン (O)※英語版はこちら
- ツールマスタリー (O)※英語版はこちら
- Weekly Challenge (O)※英語版はこちら
- わからないところを質問
- ディスカッション (O)
- アドバイザリサービス(弊社ライセンス購入特典)
- QAセッション(弊社有償サービス)
※O:オンライン D:Designer付属
なお、弊社のサービスに関するお問い合わせはこちらにお願いします。