ThoughtSpotウェビナー「SpotMap」(2026年4月)について

ThoughtSpotウェビナー「SpotMap」(2026年4月)についてご紹介いたします

 

AkimasaKajitaniです。本ブログ記事は、2026年にSpotMapという新たに始まったウェビナーシリーズの内容についてブログに書いているシリーズです。

 

SpotMapウェビナーって何?

SpotMapウェビナーは、ロードマップをご紹介するウェビナーシリーズとなっており、毎月第一木曜日に開催されます。ThoughtSpotの製品分野として6つあり、年2回ずつ行われる、とのことです。

SpotMapへの登録はこちらのリンク からできます。

 

今回のアジェンダ

今回はセマンティクスについてのウェビナーとなります。このモデル周りは地味ですが結構重要なポイントです。特にAI時代ではAIがデータを理解しやすくするために必須のレイヤーとなります。

 

ThoughtSpotのセマンティクスについて

最初にウェビナー内では、ThoughtSpotのセマンティクスは以下のとおり、ということで紹介がありました。これは将来のロードマップも含んでいます。

 

一番上のConsumptionレイヤーは、これまではライブボードしかありませんでしたが、Spotterや、Spotterエージェントも含みます。

さらにこれまではダイレクトクエリでDWHにアクセスしていましたが、今ではSpotCacheによってキャッシュ機能も加わりました。

ThoughtSpotとしては、Analytics Studioにより、データ準備もできるようになっている、ということになっています。

さらに、3rdパーティのモデル、dbtやSnowflakeのモデルも取り込めるようになりました。今回のウェビナーの焦点はこの部分です。

 

Spotterセマンティクス

ThoughtSpotのセマンティックについては、ライブボードのユースケースのためだけのものではなく、AIエージェントのために構築する必要があるという理解が重要とのことです。これに関連して、他のプラットフォームから得られるセマンティック情報を取り込むという考えがあるとのこと。ガバナンスについては、ThoughtSpot独自の検索トークンに基づいたクエリ生成というところがポイントです。Text-to-SQLではないというのがユニークです。また、OSIにも取り組んでいます。

 

データ層でも、半構造化データへのアクセスをしたいとのことです。エージェント層ではMCP経由ですでにできますが、データ層ではまだです。また、キャズムトラップ、ファントラップを含む複雑なモデルに対応しているのがThoughtSpotの特徴です。

 

SpotterModel

 

モデリングについては、非常にデリケートな部分なので、人間の関与が欠かせないが、AI対応のデータになるところまでをなるべく簡単にしたい部分、といったことを動画内では言っています。確かにデータの粒度や発生タイミングなどでモデルをうまく定義してあげないといけない部分があったりするので、まだそこまでAIのみの力ではできない、といったところなのかもしれません。

SpotterModelは現在ベータ機能です(バージョン26.4時点)。

 

dbt統合

 

お客様の中では、セマンティックの定義を一元化したいという思いが強い方たちがいる、とのことです。確かに二重管理はめんどくさいだけですよね・・・。実際に私もお客様と会話したときに同じようなことを聞きます。

セマンティック定義をBIで行うのか、DWHなのか、ETLなのか・・・業界的には2つの動きがある、と言っています。一つはdbtへの集約、もう一つはDWH、ここでは明確にSnowflakeといっています。

すでに、dbtのセマンティック層との統合は、26.4の段階でリリース済み、とのことです。実際に使ってみてください。

 

Snowflake セマンティックビュー統合

今回は、Snowflakeセマンティック統合のデモが行われています。Snowflakeのセマンティックビューを取り込むには、直接DBに接続するか、YAMLをアップロードすることもできるようです。デモでは直接接続を行っています。

 

 

接続すると、Snowflakeで定義された計算式をインポートすることになりますが、計算式がSnowflakeとThoughtSpotで異なるため、エラーが出ることがあります。

 

 

例えば、うまく取り込めない数式は以下のようになっており、これは画面上で修正が可能なようです。

 

 

最終的に取り込みが成功すれば、以下のようにいくつかのテーブルと結合され、さらにいくつかの計算式で構成されたモデルが構築されます。

 

これはまさにSnowflake内のセマンティックビューがThoughtSpot側で再現されている、ということです。

デモの中では、ThoughtSpotの効率的なクエリエンジンにより、不要なテーブルの結合などがされないことも強調しています。

一つQ&Aにも答えていて、Snowflake側でセマンティックビューが更新されても自動的にThoughtSpotには反映されないそうです。ただ、将来的には変更があるたびに変更したりスケジュールで更新できるような機能を提供予定があるようです。開発者側はAPIフックが最良と考えているそうです。

 

OSI

OSI(Open Semantic Interchange)は、Snowflakeが主導する業界標準の共通セマンティック企画を作成する取り組みです。databricksやdbt Labsなど参加していますが、ThoughtSpotも参加しています。

 

そもそもこのセマンティックについては、各社が独自のものを持っているのが正直なところで、これをOSIが標準化、相互運用性といったところを取り組む、ということのようです。現状では草案まではできているとのことですが、まだ各社合意できるところまでいってないようです。

ThoughtSpotは、短期的には、Snowflake、dbtと直接接続することで、databricksのUnity Catalogビューにも取り組んでいるそうです。

イメージ的には、共通化された部分、そして各社が独自に持つ拡張性の部分もあるようです。共通化された部分はOSIに寄せて、ThoughtSpotで変更したら他も変更されるような相互運用性ももたせたい、とのこと。もちろん、独自の部分も場合によっては独自に対応するような話もあるようです。

 

Spotterセマンティックロードマップ

Spotterに関わるセマンティックのロードマップです。

Spotter Modelは4月にリリースされます。

セマンティックレイヤー統合について、Snowflakeは26.5でアーリーアクセス、Databricksは今年の後半です。

セマンティックSQLとフェデレーションは開発中で、長期的な取り組みになるとのこと。このフェデレーションクエリというのはDWHをまたいだSQLのことです。

 

 

データ層において、事前集計のテーブルと明細テーブルの切り替えを行う機能がリリース予定です。メタデータレベルで集計済みテーブルと明細テーブルをリンクしておいて、クエリの内容に応じて切り替えるようです。これにより、コストの抑制を行いつつ、柔軟な対応も可能になります。

また、ライトバック機能も予定があります。これは元のDWHに書き込むのではなく書き込み用の領域を用意し、そこに書き込む、ということになるようです。特定のユースケースでこういうのが求められることがあるようです。

 

Q&A

  • オントロジー管理ツールの提供予定はあるか?

OSIにオントロジーが組み込まれているのでそれ次第。

 

次回SpotMap

次回、SpotMapは5月8日です!次回予告があてにならないので、なにが来るか楽しみにしていましょう!

 

 

 

 

 

 

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