
ThoughtSpotのアップデート情報をご紹介します(2025年11月 10.14.0.cl)
ThoughtSpot 10.14.0.clのアップデート情報をご紹介します。未確認の部分もありますが、ご了承ください。のちほどこのページをアップデートする可能性があります。
GA(正式リリース)になった機能
- 検索のカスタム並べ替え(Custom sorting on Answers)
- Answerのカスタムソートがデフォルトで有効になりGAとなりました。機能詳細 。
Answerでトークン検索を実施後、グラフを編集画面にて、カスタムソートしたい項目をクリックします。

「並べ替え」の項目で、「カスタム」を選択すると、以下のようになります。

ここで「カスタム順序を編集する」をクリックします。あとは、下側から上側に各項目をドラッグ&ドロップで追加して、好きな順番に並べ替えます。

Spotter関連
- Spotterコーチングアクセス(Spotter coaching access)
- Spotterコーチングの権限を任意に与えることができるようになりました。
- 参照質問におけるSpotterコンテキスト(Spotter context in reference questions)
- 参照質問へのSpotterコンテキストの追加がデフォルトでオンになり、すべてのユーザーが利用できるようになりました。詳細 。
- LLMキーの持ち込み(Bring your own LLM Key)
- SpotterのLLMとして、Azure Open AIとGoogle Geminiを選択可能ですが、LLMキーを独自に持ち込むか、独自のゲートウェイ経由で独自LLMをに接続できるようになりました。詳細 。
その他
- プログレッシブモデルフィルター(Progressive Model filters)
- 「モデルレベルで定義されたフィルターは、そのモデルに基づくすべてのクエリに適用」がこれまで行われていましたが「モデルTMLでフィルターを適用するテーブルを定義でき、定義後はその特定のテーブルの列を含むクエリにのみフィルターが適用」となります。TMLのプロパティとして「apply_on_tables」がこの機能に該当します。詳細 。
- AIおよびBIシステムLiveboardへのグループレベルのデータ取り込み(Groups level data inclusion in the AI and BI system Liveboard)
- AI・BIシステム「Liveboard」に、グループレベルのフィルターと「グループチャンピオン」「最も人気のあるデータモデル」「グループの内訳」といった視覚化機能を備えた「グループ」タブが追加されました。
- 探索ワークフロー フィルターでの行レベルのセキュリティのサポート(Row-level security support in explore workflow filters)
- 探索ワークフロー フィルターで行レベルのセキュリティをサポートするようになりました
- 検索の候補はインデックス機能が利用されます(つまり、見せたくないアイテムがある場合はDONT_INDEXにしましょう)
ベータ機能
ベータ機能を利用するためにはThoughtSpotのサポートに対してCASEを上げて機能をオンにする必要があります。
- モデルのAIコンテキスト(AI context for Models)
- モデルの各列に対してAIコンテキストというSpotter用に詳細に列を説明する項目が追加されました。自動生成も可能です。詳細 。
アーリーアクセス機能
アーリーアクセス機能を利用するには、管理者にて機能をオンにする必要があります(クラスタ全体に影響があるのでご注意ください)。
- データモデルの指示(Data model instructions)
- データモデルに、自然言語指示を直接追加し、コアコンセプト、デフォルトの動作、特定のデータのニュアンスを教えることができるようになりました。詳細 。
- テナントベースの列エイリアシング(Tenant-based column aliasing)
- 組織またはグループに基づいて列名や説明を定義できるようになりました。詳細 。
ThoughtSpot Embedded
- コードベースのカスタムアクション(Code-based custom actions)
- Visual Embed SDKを通じて、埋め込みにカスタムアクションを定義可能となりました。詳細 。
- ライブボードスケジュールイベントのWebhook(ベータ)
- LiveboardのスケジュールイベントにWebhookを設定して、外部アプリケーションへの通知を自動化できるようになりました
- 公開用のテンプレート変数
- 変数APIには、変数の作成と更新のワークフローを効率化するための機能強化がいくつか含まれています。詳細 。
- オーバーライド時のパラメータチップの表示/非表示を設定する属性(Attribute to set Parameter chip visibility during overrides)
- Visual Embed SDK の「HostEvent.UpdateParameters」イベントに「isVisibleToUser」属性が追加され、埋め込まれた ThoughtSpot ページのパラメーター チップの表示を制御できるようになりました。
- プリレンダリングの強化
- プリレンダリングにより、埋め込みThoughtSpotコンポーネントのレンダリングにおける柔軟性ときめ細かな制御が向上しました。詳細 。
- RestAPI
- 新APIエンドポイント
- システム
- 通信チャネルの設定を行うAPIが追加
- POST /api/rest/2.0/system/preferences/communication-channels/configure(ベータ)
- POST /api/rest/2.0/system/preferences/communication-channels/search(ベータ)
- WebHook
- Webhook CURD操作用APIの追加
- POST /api/rest/2.0/webhooks/create
- POST /api/rest/2.0/webhooks/{webhook_identifier}/update
- POST /api/rest/2.0/webhooks/search
- POST /api/rest/2.0/webhooks/delete
- 列セキュリティルール
- POST /api/rest/2.0/security/column/rules/update
- POST /api/rest/2.0/security/column/rules/fetch
- システム
- 変数APIの強化
- 「sensitive」は「is_sensitive」に変更
- /api/rest/2.0/template/variables/update(非推奨となりました)
- /api/rest/2.0/template/variables/update-values を代わりに使用
- ユーザーAPIの強化
- variable_valuesのサポートを追加
- POST /api/rest/2.0/users/create
- POST /api/rest/2.0/users/search
- POST /api/rest/2.0/users/activate
- variable_valuesのサポートを追加
- DBT APIの強化
- /api/rest/2.0/dbt/generate-tml が model_tables をサポート
- 新APIエンドポイント
※2025/11/23時点の情報です
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