Tableau Desktopの使い方およびどのようなツールなのか、概要についてご紹介します
Tableau Desktop概要
「Tableau Desktop」は、データの可視化を圧倒的な速度で行うツールです。ドラッグ&ドロップを中心とした直感的な操作でグラフを描いていくことで、データの可視化を高速に行います。Tableauは、人間が持つ視覚的なパターン認識能力をうまく利用することで、データの可視化を効果的に行っています。
また、データの可視化はグラフだけではありません。緯度経度、都道府県市区町村名、郵便番号などを使って地図上へプロットすることができ、地理的な要因分析も可能です。
TableauはセルフサービスBIツールとも言われており、旧来のBIツールが持っている「要件定義が必要」「スクリプトの知識が必要」といったITの知識が不要で、ビジネスユーザー自らがデータを扱うことができるようになるツールです。ビジネスのことを最もよく知るユーザー自らがデータを分析することで、より早く、より良い分析結果が得られます。これによりデータドリブンカルチャーが企業内に浸透していきます。「Tableau Desktop」はその中でも中核をなすツールとなります。
Tableau Desktopでできること
それでは、Tableau Desktopでできることをあげていきたいと思います。
- データのビジュアライズ(表形式、各種グラフ、地図で表現)
- ダッシュボード作成(ビジュアル化したグラフなどを組み合わせる)
- データへの接続と準備
- データの探索
- データの分析(関数による計算、集計、傾向分析、分類、時系列予測)
- ストーリー機能を用いたプレゼンテーション
種類としては多くはないように見えますが、ビジュアライズといったところを中心に、各機能は豊富で大変鍛え抜かれたものとなっています。
データのビジュアライズ
Tableau Desktopを使うと、様々なグラフを高速で描くことができます。もちろん表形式で表現することも可能です。
表現できるグラフは棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフ、ツリーマップ、エリアチャート、散布図、ヒストグラム、箱ひげ図、ガントチャート、ブレットグラフ、パックバブルなど、多岐に渡り、複合的なグラフやリファレンスラインなどを用いた表現も可能です。
また、地図への表現も可能ですし、カスタム地図(画像)へのプロットなども可能です。
ダッシュボード作成
様々なグラフを描くことができますが、ダッシュボードにすると、より多くの情報、ストーリーを伝えることが可能です。
ダッシュボードでは複数のグラフを連動させることで、インタラクティブな表現を行うことが可能です。
データの接続と準備
Tableau Desktopは非常に多くのデータソースと接続することが可能です。
※最新の接続可能データソースは、Tableau社のホームページ fa-share-square-oをご確認ください。
また、DBへの負荷を考慮し、ローカルにデータを保存する「抽出」という仕組みも持っています。また、ビッグデータに対応しており、非常に大きなレコード数となるようなデータを扱うことも可能です。
複数のデータソースがあるような場合でも、データソースの結合を簡単に行うことが可能です。
また、データソースに不備があるような場合でも、データのグルーピング、外れ値除外、Nullレコードの削除、計算式(関数)の利用など、データソースを加工しなくてもTableau Desktop内で対応が可能です。
データの分析
Tableau Desktopは、回帰分析、時系列予測(指数平滑法)、相関分析、クラスター分析(k平均法)などの分析を行うことが可能です。
【クラスタリングサンプル】
ストーリーを用いたプレゼンテーション
Tableau Desktopは、ストーリーを用いたプレゼンテーションが可能です。ストーリー機能は、ダッシュボードのフィルタの状態などを記憶することができ、自分が伝えたいことを順序立てて説明するのに最適です。
分析を行っていく上で得られた知見を使ってダッシュボードをストーリー化することで、より説得力のあるプレゼンテーションを行いましょう。
Tableau Desktopで作成した分析結果を共有するには
Tableau Desktopで分析した結果をチームで共有するには、Tableau Server/Onlineが最適です。Tableau Desktopで作成したダッシュボードをTableau Server/Onlineにアップロードすることで、他のメンバーがブラウザでダッシュボードを見ることができます。
なお、Tableau Server/OnlineはTableau Creatorライセンスに1ライセンス(1アカウント)付属していますので、Tableau Desktopをご利用の方はすぐにTableau Server/Onlineを使うことが可能です。
※Tableau ServerもしくはTableau Onlineのどちらを利用するかは、Tableau Creatorライセンス契約時に選択することになります(いずれか一方を指定可能)
※旧Desktopライセンスをご契約の方はTableau Creatorライセンスへの切り替えが必要です(詳細は弊社営業にお問い合わせください)
Tableau Desktopの導入方法について
Tableau Desktopは、「Tableau Creator」ライセンスで提供されています。
弊社がお手伝いできること
Tableau Desktopの使い方からServerの導入ご支援およびワークブック作成まで、Tableauの導入について以下の通りご支援させていただくことが可能です。
- 製品の操作方法、技術的なご質問へのご回答
- ハンズオントレーニングの実施
- ヘルプデスク(定期実施)
- ワークブックの作成
- 環境構築・運用
また、弊社はTableauと相性の良いセルフサービスデータ分析ツール「Alteryx」も正規代理店として販売しておりますので、セットでご購入およびサポートを提供可能です。