【ThoughtSpot】アップデート情報(2026/9 - 26.9.0.cl)

ThoughtSpotのアップデート情報をご紹介します(2026年9月 26.9.0.cl)

 

ThoughtSpot 26.9.0.clのアップデート情報をご紹介します。2026年2月のアップデートからバージョン番号の付け方が代わり、頭の数字は西暦の下2桁、次の数字は月を示すようになりました。

なお、このページは随時アップデートされる可能性がありますのでご了承ください。

 

GAもしくは機能強化

タイトル 概要
Spotter 3 UIデザイン刷新 (Spotter 3 visual redesign) Spotter 3の画面デザインが刷新され、よりスリムで会話に集中しやすいレイアウトに変更されました(推論ロジック等の基本機能に変更はありません)。
Spotterメモリ(Spotter memory) Liveboardや会話履歴からコンテキストを学習・保持。参照元の変更に合わせてメモリを最新化する「再生成」機能も新規追加。
Spotterのチャットピン留め (Pin a chat in Spotter) サイドメニュー内のチャット履歴を上部にピン留めし、アクセスしやすくできるようになりました。
検索クエリのキャンセル機能(Search data query cancellation) CDWで実行中の検索クエリを取り消し、コスト削減。画面遷移時などの「暗黙的(自動)キャンセル」と画面上のボタンによる「明示的(手動)キャンセル」に対応。これまではタイムアウト(1分)もしくは結果が出るまで実行されていました。
Spotterのクイックアクション (Spotter quick actions) 回答の複製(Copy response)や、推論プロンプトの再検証(Double-check response)を行うボタンが追加されました。
グラフのグラデーション凡例 (Gradient legends for charts) 散布図、バブルチャート、ドーナツ図などのグラフで、連続値メジャーを色のグラデーションとして表現可能になりました。
アウトラインエンコーディング対応 (Outline encoding support) グラフ上の要素(バー、ポイント、アーク等)の外枠線(ボーダー)の色をデータに基づいて動的に変更できるようになりました。
グラフおよびピボットテーブルの水平スクロールバー (Horizontal scrollbar for charts and pivot tables) すべてのグラフ形式およびピボットテーブルに水平スクロールバーが対応し、長い見出しラベル等の視認性が向上しました。
コレクション機能の強化(Collections enhancements) 「タイプ」や「作成者」などの列ヘッダーで絞り込めるフィルタ機能と、重要なコレクションを優先表示できる「スター(お気に入り)」機能を追加。
AIコンテキスト生成のUI改修(AI context redesign) モデルの「Spotter最適化」タブからプロンプトでAIコンテキストの作成を指示可能に。Spotter有効化で自動生成が開始。
管理ポータルの画面状態保持 (Return to last screen on Admin portal refresh) 管理ポータルでブラウザを更新(F5等)したり戻る/進む操作をしても、閲覧していた画面やタブ、Orgコンテキストが保持されるようになりました。
Spotterコネクタのアクセス移動 (Access Spotter connectors) コネクタの設定・管理メニューが、ThoughtSpot AI設定ページからSpotter会話画面内の設定アイコン内へ移動しました。
早期アクセスフラグ管理(Early Access flag management) クラスタ管理者は、組織に対応していない早期アクセスフラグを、[管理] > [機能管理] > [早期アクセス]から直接表示および管理できるようになりました。この機能はクラスタ管理者のみに表示されます。
定期ライブボードの専用接続構成(Scheduled Liveboards: dedicated connection configuration) 接続構成にスケジュール済みライブボードプロセスタイプを追加できるようになりました。これにより、スケジュール済みライブボードクエリで、親接続のデフォルトではなく、別のデータウェアハウス、資格情報、またはOAuth以外の認証方法を使用できるようになります。
インスタンスレベルでのきめ細かなインデックス制御(Granular indexing controls on the instance level) 管理者は、管理ポータル内で検索およびSpotIQインデックス作成のための、より柔軟なインデックス作成スケジュールを直接設定できるようになりました。
UIからパラメータ設定を管理および削除する(Manage and remove parameterization from the UI) パブリッシングが有効になっている場合、管理者はThoughtSpot UIから直接テーブルと接続のパラメータ化を管理および削除できるようになりました。
集計を考慮したクエリ実行(Aggregate-aware query execution) 検索粒度に応じて詳細/集計モデルを自動切替しクエリを実行する機能がGAになりました。インサイトの精度を保ちつつ、応答速度の向上とコスト削減を実現。
Databricksドライバーのアップグレード Databricks OSSドライバーをバージョン3.4.1にアップグレードしました。
DatabricksおよびSnowflakeのx509認証 DatabricksとSnowflakeのX509認証をサポートするようになりました。

 

アーリーアクセス

タイトル 概要
ライブデータ上でのスプレッドシート機能(Spreadsheet on live data) データを外部エクスポートせず、直接グリッド形式で操作・計算(70以上の関数、並べ替え、フィルタ、条件付き書式等)し、ガバナンスされたAnswerとして保存・共有可能する新機能。
新しいチャートライブラリとカスタムチャートのキャッシュサポート(Caching support for new charts library and custom charts) 新しいチャートライブラリのすべてのチャートとカスタムチャートをキャッシュできるようになりました。

 

ベータ

タイトル 概要
Spotterにおける複数モデルの選択(Multiple Model selection in Spotter) 1つのSpotter会話内で複数のモデル(例:売上モデルと財務モデル)を同時に選択し、領域をまたいだ質問や分析が可能。(※利用にはサポートへの申請が必要)

 

各機能ピックアップ

Spotterメモリ(Spotter memory)

Spotterメモリは、ライブボードに登録されているAnswerから学ぶ機能と、会話から学ぶ機能で構成されています。ライブボードを学習させることで、登録されているAnswerを正しい模範解答として学習します。

会話から学ぶ場合は、これまでのSpotter Coachingと同様な形で記憶してくれます。

Spotterメモリは、データワークスペースの「Spotterメモリ」にメニューとして配置されています。

 

ここで、ライブボード、参照質問、ビジネス用語の管理ができるようになっています。

詳細はこちら「Spotter memory」

 

Spotterのチャットピン留め (Pin a chat in Spotter)

Spotterのサイドメニューにて、チャットを上側に固定できるようになりました。各チャット履歴から「チャット…」をクリックしてください。

 

これにより、以下のようにチャットの上部に留めることができます。

 

 

Spotterのクイックアクション (Spotter quick actions)

Spotterの会話の返答の最後に以下のようなアイコンが表示されるようになっています。

 

 

左から以下の通りとなります。

賛成票:AIの応答が良いというフィードバックを返します。

反対票:AIの応答が良くないというフィードバックを返します。

応答をコピー:応答をクリップボードにコピーします。

応答を再確認:再度同じ応答が実行されます。

これを記憶する:Spotterメモリに保存します

 

グラフのグラデーション凡例 (Gradient legends for charts)

チャートの色分けを数値項目を元にできるようになりました。

 

 

チャートの「カラム」にて、「グラデーションの凡例を有効に…」にチェックを入れると、以下のように設定が可能です。

 

 

これで以下のように色が付けられます。

 

この機能ですが、いくつか制限があるようで、チャート内で使用している数値項目のみ色付けができる、「折れ線・縦棒グラフ」では折れ線に適用できない、列グラフで数値項目をグループ化するとできない、などがあります。

また、これに対応しているチャートタイプは、

  • 列グラフ(積み上げ縦棒グラフは対象外)
  • 棒グラフ(積み上げ棒グラフは対象外)
  • 折れ線・縦棒グラフ(積み上げタイプは対象外)
  • 散布図
  • バブルチャート
  • ドーナツ

となっています。

個人的にやりたいのは、売り上げでチャートを書いて、棒グラフの色を利益にする、などですが、このパターンは残念ながらできません。

 

アウトラインエンコーディング対応 (Outline encoding support)

マーカーのスタイルを指定できるようになりました。

 

 

単色、中空、Outlineと変えることができます。

 

中空の例:

Outline

これは、グラデーション凡例とともに利用することができます。

 

AIコンテキスト生成のUI改修(AI context redesign)

AIコンテキスト生成のオプションは、従来モデルの詳細ページの3点メニュー内にありましたが、Spotterの最適化調整タブ内に変更となりました。

 

Spotterコネクタのアクセス移動 (Access Spotter connectors)

Spotterコネクタ(MCPサーバー)は、Spotterのサイドメニューの左下にある設定ボタンに移動しました。

 

 

早期アクセスフラグ管理(Early Access flag management)

プライマリOrgにて、「全ての組織」の「機能管理」に早期アクセスメニューが移動しました。ここで各機能のオンオフができます。まずは、プライマリOrgでオンにします。

 

以下のようにどのOrgでその機能を有効にするかを選択できるようになりました。

 

 

ここで、有効にしたいOrgにてチェックを入れます。これにより、各Org側でこの機能のオンオフが選択できるようになります。つまり、上の例でOrg2にチェックを入れてみます。その後、Org2に移り、管理者メニューを開きます。

 

上のように、機能設定メニューにて、各アーリーアクセス機能のオンオフを各Org側からできるようになります。

ポイントは、プライマリOrgの「全組織」でチェックを入れないと、各Org側にメニューが出てこないことです。また、ここでチェックを入れると、自動的に機能が各Org側でもオンになるのでご注意ください。

 

定期ライブボードの専用接続構成(Scheduled Liveboards: dedicated connection configuration)

Snowflake、Databricks、Google BigQueryでは、用途に応じて接続方式を使い分けることができます。例えば、以下のようにSnowflake_OAuth_TESTという名称の接続では、ポリシーが「デフォルト」「ユーザとグループ」「プロセス」と別の名前のものが設定されています。

 

これはやりたいことに応じて接続方法を使い分けているわけですが、このうち、ポリシーで「プロセス」を選択するときに、以下のように「スケジュール済ライブボード」というのが今回追加されています。

 

 

インスタンスレベルでのきめ細かなインデックス制御(Granular indexing controls on the instance level)

インデックス化頻度をより細かく制御できるようになりました。PrimaryのOrgで、「全ての組織」を選択し、「機能管理」を選択。インデックス頻度を変更することができます。

 

 

集計を考慮したクエリ実行(Aggregate-aware query execution)

本件、まだ確認中の内容となっていますので、ドキュメントベースの内容となっていますので、ご注意ください。

大量の明細データがあるような場合、パフォーマンス的に遅いケースがないとは言えません。この場合に、自動的に集計モデルと明細モデルを切り替えることで高速化を図る機能が追加されています。

この機能の利用には、通常の明細モデルとは別に、集計したモデルをまず作っておく必要があります。その際、カラム名は完全に合わせる必要があります(集計モデルの方にないカラムがあるのは問題ありません)。

これを以下のように、明細モデルの方のTMLに以下のように追加しておきます。

 

aggregated_models:
  - id: <model_id>
  date_aggregation_info:
    - column_id: <date_column_id>
    bucket: <BUCKET_LEVEL>

 

なお、集計モデルは複数持つことが可能です。年次で集計したモデル、月次で集計したモデル、というのを同時にいくつも持つことが可能です。

また、プライマリモデルと同じようなスタースキーマにせず、単一のテーブルなどのモデルで構成することも可能です。また、異なる接続でも構いません。

詳細は、こちら「Aggregate-aware query execution」 をご覧ください。

 

新しいチャートライブラリとカスタムチャートのキャッシュサポート(Caching support for new charts library and custom charts)

リリースノートにはGAの顔をして掲載されていますが、どうやらまだアーリーアクセスのようです。管理者メニューに以下のような項目が出てくるはずなのですが、現時点ではサポートに連絡してオンにしてもらう必要があります。

オンになっていると、以下のように管理者メニューの「全ての組織」の「ホームページ&アプリ体験」に表示されます。

 

 

まず、「全ての組織」で機能を有効化します。

 

 

ここでオンにすれば、各Orgでさらに機能を有効化できます。実際に機能を有効化したい各Orgに移行しましょう(もしくは、プライマリOrgの場合、「主要組織」に切り替えます。)

同様に「ホームページ&アプリ体験」を開くと、下の方に以下のようなメニューがあります。

 

意外と細かく指定できるようで、すべてのライブボードのキャッシュ機能をオンにするか、もしくは個別のライブボードを選択してキャッシュすることが可能です。

キャッシュは今のところ24時間有効です。また、キャッシュを有効にした場合でも、裏では最新のデータを取りに行き、次回アクセスしたときにそのキャッシュが使われるようになります。つまり、常に前回アクセスしたデータを表示する、という動きになっているようです。

詳細は、こちら「Browser caching for faster Liveboard loads 」に記載されています。

 

ライブデータ上でのスプレッドシート機能(Spreadsheet on live data)

こちらはまだアーリーアクセスですが、ThoughtSpotの検索画面でSpreadSheetライクなインターフェースが追加されました。普段表計算ソフトを使う方は多いと思いますが、それに慣れていれば直感的なUIで利用が可能です。実際の画面は以下のようになりますが、上部の切り替えボタンで、従来のQueryと新機能のSpreadsheetを切り替えることができるようになっています。

 

カラムセットやパラメータなどはSpreadsheet画面では設定できませんが、Query画面(従来の画面)で設定すれば利用可能です。

利用したい場合は、通常のアーリーアクセスではないため管理者による機能オンではなく、サポートへの連絡が必要になります。

詳細はこちら「Spreadsheet」

最初にお見せしたように、この機能は有効化されても完全に今までの検索と置き換わるわけではありません。上部にあるトグルスイッチで自由に切り替えが可能です。

 

※2026/09/07時点の情報です

 

 

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