ThoughtSpotウェビナー「SpotMap」(2026年1月)について

目次

ThoughtSpotウェビナー「SpotMap」(2026年1月)についてご紹介いたします

AkimasaKajitaniです。2026年にSpotMapというウェビナーシリーズが新たに始まりましたので、内容についてブログに書いていきたいと思います。

 

本ブログ記事は、2026/01/09 AM0:00(JST)に行われたThoughtSpot社のウェビナー「SpotMap」に関するレポートです。本イベントの録画、スライドはウェビナー登録ページから見ることができますので、よろしければご覧ください。

 

SpotMapウェビナーって何?

SpotMapウェビナーは、ロードマップをご紹介するウェビナーシリーズとなっており、毎月第一木曜日に開催されます。ThoughtSpotの製品分野として6つあり、年2回ずつ行われる、とのことです。

SpotMapへの登録はこちらのリンク からできます。

 

今回のアジェンダ

  1. ライブボード
  2. チャート
  3. エージェントライブボードとチャート

 

ライブボード関連のアップデート

ライブボード関連のアップデートは以下の3つの点に注力されています。

  • プレゼンテーション
    • 視覚的なグループ化、スタイル設定、レイアウトを制御して、整理された一貫性のある、エグゼクティブ向けのダッシュボード エクスペリエンスを作成します。
  • インタラクティブ性
    • 直感的で集中管理された、権限を考慮したコントロールを使用して、高度な日付および文字列フィルターでデータを探索します。
  • 配信
    • きめ細かな権限設定が可能な、PDF、CSV、PNG、Slack、カスタマイズ可能な電子メール エクスペリエンスを通じて、信頼性の高いスケジュールされた出力を提供します。

 

プレゼンテーション

プレゼンテーション分野は3つのフェーズに分けてアップデートされるそうです。

  • 関連するライブボード タイルを構造化されたグループに視覚的に整理します。
  • グループ レベルのコントロールを使用して、ライブボードのレイアウト変更を簡素化します。
  • 一貫性のあるグループ化されたプレゼンテーションのために色とテーマをカスタマイズします。
  • ヘッダーを選択的に表示または非表示にすることで乱雑さを軽減します。
  • 視覚的な強調を視聴者とブランドのニーズに合わせます。

 

フェーズ1については、すでに10.15で提供されているので、ご存知の方もいらっしゃるかと思います。

 

  • 特定のグループにスコープされたフィルターとパラメータはコンテキスト内に留まります。
  • 各フィルターとパラメータが適用される場所を正確に把握し、他のセクションに影響を与えずにストーリーを変更します。

 

フェーズ2は、フィルターやパラメータの改良で、今までより細かく適用範囲を変えられるようです。つまり、このグループに適用、とかこのタブに適用、といったふうにできるようです。これは2026年後半(7月移行)に予定されています。

 

  • ユーザーのワークフローに合わせてフィルターとパラメータのコントロールをカスタマイズします。
  • フィルターとパラメータをより明確で直感的な形式で表示します。
  • 使い慣れた入力スタイルで混乱を軽減します。
  • 視覚的にシンプルなインタラクションでエンゲージメントを向上させます。

 

フェーズ3は、2のさらなる機能拡張です。フィルターとパラメータの外観を変更できる、といった内容になります。また、フィルターをラジオボタンとして表示するなども予定されているようです。

 

インタラクティブ性

次に、インタラクティブ性です。

 

  • 提供済み
    • 基礎データソースへのアクセスが制限されている場合でも、Liveboard フィルターを操作できます (GA: 10.15)
    • モデル間でパラメーターをリンクします (EA: 10.15)
  • 今後の予定
    • 現在の期間をローリング日付に含める (EA: 26.3)
    • 集中フィルター モーダル (EA: 26.4)
    • ブラウザー キャッシュによる Liveboard の即時読み込み (Q2 CY 26)
    • 文字列フィルター: AND/OR 条件や「で始まる」、「で終わる」などを使用したフィルター処理 (H2 CY 26)
    • きめ細かな権限で Liveboard 内の特定のアクションへのアクセスを制御 (H2 CY 26)
    • アドホック フィルターおよびパラメーターを使用した Liveboard の共有とリンクの改善 (H2 CY26)

 

基礎データソースへのアクセスが制限されている場合でも、Liveboard フィルターを操作できます (GA: 10.15)

これについては、今までアクセス権が足りていないものがライブボード内にあると、フィルタをかけたりといったことができなかったのが、できるようになりました。

 

モデル間でパラメーターをリンクします (EA: 10.15)

パラメータもフィルターのように異なるモデル間でリンクできるようになりました。

現在の期間をローリング日付に含める (EA: 26.3)

これは非常に良いオプションですね。ほしかったものです。過去二ヶ月前までをフィルタに含めたいときに、今月を含めたいときがあるかと思いますが、これが簡単に実現できます。バージョンは26.3なので3月提供予定です。

 

集中フィルター モーダル (EA: 26.4)

フィルタを1画面でタブで切り替えながら操作できるようになる機能です。以前は一つずつフィルタをクリックしていましたが、一つのダイアログの中で操作できるようになります。

 

文字列フィルター: AND/OR 条件や「で始まる」、「で終わる」などを使用したフィルター処理 (H2 CY 26)

こちらは、より細かく文字列にフィルターをかけれるようになる、ということです。2026年後半での実装となります。

 

ブラウザー キャッシュによる Liveboard の即時読み込み (Q2 CY 26)

ブラウザキャッシュを使うことで、ライブボードの再読み込みが高速化されます。これはQ2なので、春から夏にかけての機能になりそうです。

 

きめ細かな権限で Liveboard 内の特定のアクションへのアクセスを制御 (H2 CY 26)

ドリルダウンやライブボードの作成、などさらに細かい権限設定ができるようになるようです。

 

アドホック フィルターおよびパラメーターを使用した Liveboard の共有とリンクの改善 (H2 CY26)

ちょっとこのあたり詳しくわからなかったのですが、フィルタを操作しつつ共有ができるようになった、ということでしょうか?

 

配信

次は、配信です。

  • 提供済み
    • Liveboard のスクリーンショットをメールで配信 (EA: 10.15)
    • ダウンロード権限を PDF、XLSX、CSV の細分化された権限に分割 (EA: 10.15)
    • PDF から表紙とフィルター ページを除外 (GA: 10.15)
  • 今後の予定
    • スケジュール、XLSX/CSV としてダウンロード (EA: 26.3)
    • Liveboard スケジュール実行失敗時のメール通知 (GA: 26.4)
    • WYSIWYG Liveboard PDF エクスポート (EA: 26.5)
    • 今すぐスケジュールを送信してスケジュールをテスト (EA: 26.5)
    • スケジュール メールのカスタマイズ (H2 CY 26)
    • アドホック フィルター/パラメータ値のスケジュール設定 (H2 CY 26)
    • Slack、Teams に送信 (H2 CY 26)

 

Liveboard のスクリーンショットをメールで配信 (EA: 10.15)

メール本文にスクショ画像を埋め込めるようになりました。これでわざわざ添付ファイルを開かなくても確認が可能となります。

 

Liveboard スケジュール実行失敗時のメール通知 (GA: 26.4)

ライブボードスケジュールに障害がでたときに、管理者が通知を受け取れるようになりました。

 

WYSIWYG Liveboard PDF エクスポート (EA: 26.5)

ライブボードのPDF出力機能が改善されます。基本的には、見えている通りになるようにPDF化されるようです。

 

今すぐスケジュールを送信してスケジュールをテスト (EA: 26.5)

スケジュールをテストする機能が追加されます。とはいっても、実際にメールは送られてしまいますが、自分のみにテストメール配信、といったことができるようになるようです。

 

スケジュール メールのカスタマイズ (H2 CY 26)

スケジュールメールもカスタマイズが可能になります。

 

アドホック フィルター/パラメータ値のスケジュール設定 (H2 CY 26)

フィルターやパラメータにアドホックな変更をした場合も、反映されてスケジュール配信することも可能になります。

 

Slack、Teams に送信 (H2 CY 26)

今までメールによるスケジュール配信だったものが、SlackやTeamsにも拡大されるとのことです。

 

チャート

次は、チャートです。BIツールで気になるポイントはやはりチャートでしょうか。ここも色々とパワーアップするようです。

 

  • ピクセルパーフェクトなチャート
    • カスタムソート、高度なチャート設定、よりスマートなチャート推奨などを使用した正確なコントロール。
  • 新しいチャート
    • ピボット 2.0 テーブル、トレリス、ブレット、その他のさまざまなチャートを含む強力な新しいビジュアルで分析を拡張します。
  • Muze スタジオ
    • コード、自然言語ガイダンス、シンプルなビジュアル構成ワークフローを通じてチャートを作成および改良します。

 

ピクセルパーフェクトなチャート

 

  • 提供済
    • カスタムソート(GA: 10.14)
    • 高度なチャート設定(EA: 10.15、GA: 26.2)
    • 改善されたチャート推奨ロジック(EA: 26.2、GA: 26.3)
  • 今後の予定
    • KPIチャートの機能強化(EA: 26.3以降)
    • チャートコンポーネントのパラメータ値(GA: 26.3)
    • フラットテーブルの詳細設定(H2 CY 26)
    • ピボットテーブルの機能強化(H2 CY 26)
    • 地理マップの機能強化:背景マップを非表示、自動地理選択ロジックの改善(H2 CY 26)
    • チャート設定の中央レベルのデフォルト(H2 CY 26)

 

カスタムソート(GA: 10.14)

カスタムソートはピクセルパーフェクトなのかどうかちょっとわからないですが、並べたい順番があるのであればそれを再現できる、というのがこちらの機能です。すでに提供済みの機能です。

 

高度なチャート設定(EA: 10.15、GA: 26.2)

これは、UIもかなり変わっていますが、過去にアーリーアクセスだった詳細設定が整理されて色々な設定ができるようになった、ということですね。

 

改善されたチャート推奨ロジック(EA: 26.2、GA: 26.3)

最初の設定時やドリルダウン時にどのチャートタイプが選択されるか、というところが改善されるようです。確かにちょくちょくドリルダウン時に不適切なチャートになっていたかと思います。また、複数の数値項目が含まれている場合に、Y軸がグループ化されるようになるとのことです。

 

KPIチャートの機能強化(EA: 26.3以降)

KPIチャートは大きく機能強化されます。フォントサイズが定義済みの5つから選択可能になり、様々な情報の表示・非表示が切り替え可能になります。また、現在の期間、前の期間、比較結果なども表示可能となります。

 

チャートコンポーネントのパラメータ値(GA: 26.3)

パラメータを使用する際、様々なところでそのパラメータを設定できるようになります。

パラメータで表示項目を切り替えるような場合、タイトルも一緒に切り替わってくれるので、チャートが見やすくなります。

 

フラットテーブルの詳細設定(H2 CY 26)

いわゆる「表」もスタイル設定が行えるようになります。フォントサイズ変更、太字、車体、最初の数列や数行の固定など・・・。

 

ピボットテーブルの機能強化(H2 CY 26)

ピボットテーブルは新しくなっていますが、さらに機能強化されます。小計、テキストヘッダーの折り返し、パフォーマンス向上、読み込み速度向上、スタイル要素などが予定されています。

 

新チャート

新チャートは、Muze Studioベースのチャートが追加されることになります。これまでできなかったような表現ができるようになります。もちろん、Muze Studioを使えば提供前のチャートスタイルも再現は可能です。

  • 提供済
    • 新しいピボットテーブル(GA:26.2)
    • トレリスチャート(EA:26.2)
    • ファセット/クロスタブチャート(EA:26.2)
    • ブレットチャート(EA:26.2)
    • より豊富なコンボチャート(EA:26.2)
    • 強化されたネイティブチャート(EA:26.2)
  • 今後提供
    • ガントチャート(Q3 CY 26)
    • ウォーターフォールチャート(Q3 CY(26)
    • ヒストグラムチャート(Q3 CY 26)
    • ボックスプロットチャート(Q3 CY(26)
    • ...およびその他のチャート

 

ファセット/クロスタブチャート(EA:26.2)

属性値ごとに分割する「ファセット」機能が入ったチャートが描けるようになります。

ブレットチャート(EA:26.2)

こういうブレットチャートも使えると便利ですよね。

 

より豊富なコンボチャート(EA:26.2)

折れ線グラフと棒グラフのコンボチャートもよりリッチになりました。

 

強化されたネイティブチャート(EA:26.2)

ツールチップが強化されています。多変量アクセス、グループアクセス、その他の様々な機能が備わっており、上のようなグラフが描けるようになっています。

 

Muze Studio

これまで紹介した新チャートでも表現できない場合は、Muze Studioを使うことができます。Muze Studioもフェーズが別れています。

  • Muze のグラフィック グラマー エンジンを使用して、豊富な構成可能な視覚化を作成し、深いデータ インサイトを得ることができます (Muze は Highcharts、D3 などに似ていますが、Tableau のような GoG アプローチに基づいています)。
  • ドリルダウン、クロス フィルタリングなどのすべてのネイティブ機能をサポートします。
  • コードをホストするために別の Web ホスティングは必要ありません。
  • 20 種類以上のチャートを作成するための詳細なチュートリアルと例がこちらで入手できます。

 

Muze StudioはJavaScriptを用いたコードベースのチャート作成機能です。そのため、開発者が必要になるケースもあるかと思います(ある程度テンプレート的に対応することは可能ですが)。

「コードをホストするために別の Web ホスティングは必要ありません。」については、ThoughtSpotが持っているカスタムチャート機能は、別にWebホスティングが必要になります。Muze Studioならそのようなものなしにカスタマイズしたチャートが作成できるのがポイントです。MuzeでできるならMuzeで実現することをおすすめします。

  • 会話プロンプトを使用して Muze チャートを即座に作成
  • 直感的な自然言語を使用して Muze チャートを変更
  • シンプルなビジュアル構成でチャートを簡単にデザイン
  • 使い慣れたビジネス コンテキストでクリエイティブなビジュアルを探ります。

 

今後は、AIであらゆるチャートが描けるようにしていくことを想定しているようです。

また、ここまでで紹介したチャートはすべてライブボードにピン留めでき、ドリルダウンなども可能です。

 

エージェントライブボードとチャート

最後は、ライブボードとチャートのエージェントで、SpotterVizについての説明です。

 

  • ライブボードの作成と変更
    • 自然言語の指示を使用して、ライブボードを簡単に作成および変更できます
  • ライブボードの使用
    • 会話ガイダンスを通じてライブボードを直感的に操作して探索します
  • チャートの作成と変更
    • 自然言語の対話を使用して、新しいチャートを即座に作成、変更、生成します

 

SpotterVizを使うと、上のようなことができるようになるようです。

  • ライブボード向けAI設計エージェント
    • 自然言語による会話プロンプトから、完全なライブボード、チャート、KPIを瞬時に生成し、迅速な意思決定を実現します。
  • スマートなレイアウトとベストプラクティス
    • SpotterVizはコンテンツを自律的に整理し、視覚化のベストプラクティスと標準を自動的に適用して、一貫性と視覚的な階層構造を確保します。
  • インテリジェントなライブボードメンテナンス
    • データやビジネス上の質問が変化すると、SpotterVizはライブボードの関連性、肥大化、ベストプラクティスとの整合性を継続的に評価します。

 

4月に実装される機能は上の通りで、AIにライブボードを作らせることができます。

  • スマート サマリー
    • Liveboard、タブ、グループ、または視覚化を対象とする明確で動的なサマリーを生成し、ユーザーが重要な情報をすばやく把握できるようにします。
  • ガイド付き分析
    • Liveboard コンテキストでユーザー プロンプトからカスタマイズされた分析ワークフローを実行し、ユーザーが傾向、異常、および洞察を明確に理解できるようにします。
  • 質問して行動する
    • Liveboard コンテキストでデータまたは一般的な質問をして、フィルター処理、ビューのパーソナライズ、共有、ダウンロード、スケジュール設定などのアクションを即座に実行します。

 

ライブボードを見る側の観点の機能追加がこのセクションです。今までもAIハイライトという機能でKPI項目の要約はしてくれていましたが、スマートサマリー機能でさらに高度な要約ができるようになりそうです。さらに、AIがアシストしてくれるようなガイド付き分析やさらなるライブボードの深堀りもできそうです。

 

  • チャートのスマート編集
    • 自然言語を使用してチャートの任意の部分を変更し、レイアウト、ラベル、スタイルを調整して、ビジネスストーリーテリングに適したピクセルパーフェクトな結果を実現します
  • チャートの推奨
    • Tufte にヒントを得た実証済みの視覚化原則を適用して、最適なチャートタイプと最適な構成を提案し、よりスマートなデータストーリーテリングを実現します
  • 無制限のチャート作成
    • ThoughtSpot でネイティブにサポートされていないビジュアルを含むあらゆるチャートを即座に生成し、ユーザーに強力でまったく新しい分析の可能性を提供します

 

さらにSpotterVizでは、ライブボードエージェントを使用して自由にチャートを変更することができるようになるとのことです。

 

次回のSpotMap

2/5のSpotMapウェビナーはデータ管理とAnayst Studioに関してのプレゼンテーションになるようです。

これ以外にも、月例の「Insights Hour」というウェビナーシリーズもあり、これは直近のリリースに焦点を合わせたウェビナーとなっています。興味がある方はぜひ登録してみてください。こちらから   登録できます。

 

 

 

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