無料で使えるTableau-Tableau Publicについてご紹介します
Tableau Publicは無償で利用できるTableauです。機能限定版のTableau Desktop Publicエディションが利用でき、作成したVizはTableau Public Galleryに保存(アップロード)することができます。
一般的にTableau Publicといえば、Public Galleryのイメージが強いかと思います。
Vizを無料で作成するためのTableau DesktopのPublicエディションには以下の制限事項があります。
- 利用可能なデータソースはほぼローカルファイルのみ
- ワークブックの保存はオンラインのみ(しかも自動的に外部公開)
- ダッシュボード拡張機能が使えない
- データの出力ができない(作ったVizからクロス集計などのデータ出力ができない)
- ・・・他にもあるかもしれません
実際にTableau Desktop Publicエディションを使ってみた
それでは、Tableau Desktop Publicエディションを起動してみると、以下のような形で見慣れた画面が出ます。
違いはやはりデータソースです。ぱっと見ですとローカルのファイルは通常のDesktopと変わらないように見えますが、サーバーの方はほとんど使えない形になっています。
それでは、テスト的にデータを開いてみました。ちなみに、いつもの「サンプルスーパーストア.xls」はインストールされませんでした。ただし、Publicにてフリーで公開されているデータもありますので、そちらを利用いただければと思います。
とりあえず、今回はテスト的に適当にデータを作成し、読み込ませてみました。見た目ほとんどDesktopと変わりません。
それでは、作成したVizを保存してみましょう。メニューの[ファイル]をクリックしてみると、確かにワークブックを保存する機能が存在しません!代わりに存在するのは「Tableau Publicに保存」です。
ログインしていない状態で、「Tableau Publicへ保存」をクリックしますと、Tableau Publicへのログイン画面が出てきます。
ここでログインすると、改めてファイル名(?)を聞かれます。
ここで保存すると、データがインターネット上で公開されますので、お気をつけください。公開されても後悔しないデータだけアップしてください!
まとめ
Tableau Publicは制限事項はあるものの、Tableauを使う練習をしてみたり、オープンなデータを可視化してみんなで共有、といった目的に利用することができます。そして、Public Galleryのダッシュボードは自分のブログなどに埋め込むこともできます。
また、たくさんの人が競うように様々なデータを可視化しているので、Vizを作成するコミュニティに興味のある方は試してみてはいかがでしょうか?特にTableauジェダイの方が作成されたVizはものすごくキレイで目を引くものばかりです。ワークブックは設定次第でダウンロードできるものもあるので、作る参考にすることもできます。
なお、アップロードしたデータは強制的に公開されますので、仕事のデータなど共有できないデータは絶対にアップロードしないでください。
なお、Tableau Desktopは1ライセンスで2台のPCにインストールすることができるので、家でわざわざPublicを使わなくても、Desktopをインストールすることができます。Desktopをお持ちの方はわざわざPublicを使う必要はありません(とはいえ、会社で購入したライセンスを入れてよいのか、という問題はありますが)。