【Power BI】レポートのUIにおけるブックマーク機能の役割について
こんにちは!MJです。
今回はPower BIのブックマーク機能についてご紹介します。
ブックマーク機能を使う理由?
ブックマークを使うとビジュアルのフィルター設定や、ビジュアルの表示、非表示設定、設定したビジュアルのシートに移動する機能でインタラクティブなレポートを作成できます。
例えば、上記の左の画像のように左上のボタンを選択し、右の画像のようにフィルターパネルを表示できるように作って
限られたページサイズでより多くの情報を表示することができます。
ブックマーク作り方
- ブックマークウィンドウ表示
Power BI Desktopの上段にある「表示」をクリックし、「ブックマーク」ボタンを選択すると、右側のウィンドウに「ブックマーク」が表示されます。
2. ブックマーク作成
ブックマークウィンドウで「追加」を選択し、ブックマークを作ります。
一つのブックマークは一つの動作に関して設定できます。
ブックマークの設定項目
ブックマークの右にある「…」をクリックすると、ブックマークの設定を変えられます。
この設定項目の中でいくつかの項目に関してご紹介します。
1. グループ化
グループ化は関連したブックマークを管理しやすく整理する機能です。
一つのページで使用されたブックマークをグループ化しておくことをおすすめします。
2. データ
現在のシートのデータ状態をブックマークに保つかどうかの設定です。
「データ」にチェックを入れるとブックマークを更新する時のデータ状態を保存し、チェックを入れないとデータ状態を保存しません。
上記の画像のようにビジュアルのフィルターを設定し、ブックマークの設定の「データ」にチェックを入れて更新すると、スライサービジュアルなくてもブックマーク機能でデータのフィルタリングができます。
3. ディスプレイ
現在のシートで特定のビジュアルの表示を保存し、画面の切り替えができます。
チェックを入れるとブックマークを更新する時の画面状態を保存し、入れないと画面状態を保存しません。
上記のようにカードビジュアルにスポットライトを設定した状態を保存したい場合
ブックマークの設定にある「ディスプレイ」にチェックを入れて更新すると、カードにスポットライトされた状態をブックマークを利用していつでも画面を変えることができます。
4. 現在のページ
ブックマークを設定したシートに移動する機能です。チェックを入れると設定したシートに移動し、チェックを入れないとブックマークを設定したシートに移動しません。
上記のように「ページ4」シートでブックマーク設定の「現在のページ」にチェックを入れて更新すると、「ページ4」以外のシートで先ほど更新したブックマーク「ページ移動:ページ4」を利用すると「ページ4」に移動できます。
5. 適用ビジュアル選択
ブックマーク設定の下にある設定項目で、「すべてのビジュアル」を選択すると、現在のシート中にあるすべてのビジュアルに対してブックマークが設定されます。
「選択したビジュアル」を選択すると、「選択項目」ウィンドウで選択したビジュアルだけブックマークを設定します。
例えば、上記の設定はフィルターパネルを表示するブックマーク設定で、「選択項目」ウィンドウの中で表示に切り替える項目「フィルター[close]、フィルター[open]」を選択し、ブックマークを更新すると選択した項目だけがブックマークのディスプレイ対象になり、フィルターパネルが表示されます。