【Alteryxアイコン200連発】レポートマップ(Report Map Tool)

Alteryxツールアイコン「レポートマップツール」(Report Map Tool)をご紹介します

 

 レポートマップツール(Report Map Tool)

「レポーティング」カテゴリの「レポートマップ」ツールについて紹介します。

概要

このツールは 空間オブジェクトを地図上に表示し、マップ画像を作成するツールです。地図はAlteryxが提供しているインターネット地図を使用します。

また、本ツールは複数の接続を受け入れ、外部ファイルを直接表示するデータとして使用することもできます。それぞれの接続に対して設定を行い、複数の入力を重ねて一つのレポートマップを作成することもできます。

Alteryxワークフローで作成した空間オブジェクトから、出力用マップを作成するのに便利なツールです。

 

 

 

設定項目

設定画面は、マッププレビューとマップ構成の2つで構成されています。

マッププレビューでは、マップ構成で設定されたマップが表示されます。

マップ構成では、入力データから作成するマップの設定を行います。設定、データ、レイヤー、凡例 の4つのタブで各種設定を行い、テーママップを作成していきます。(※それぞれのタブについては後述参照)

 

① 設定タブ

設定タブでは、作成するマップ画像のサイズや解像度など、基本的な地図の設定を行います。

設定項目は以下の通りです。

項目名 設定内容
マップサイズ マップ画像サイズを 横 × 縦 で指定します。単位は言語設定によって変わるので注意が必要です。
解像度 マップ画像の解像度を指定します。解像度が高いほどファイルサイズが大きくなり、表示に時間がかかります。
スケール スケールバー(縮尺)の単位を指定します(メートル、キロメートル、フィート、マイル)。選択したスケールバーはマップ画像の左下に表示されます。
参照ベースマップ Alteryx社が準備したインターネットにある地図の中から、マップ画像に参照する地図のベースマップを指定します。最新ビンテージというのは最新版という意味です。
背景色 マップ画像の背景色を指定します。
マップドロップシャドウ マップ画像にドロップシャドウの効果をつけるか指定します。
拡張範囲 入力されたデータに対してピッタリ地図を作成すると見切れてしまうため、描画する地図の内側にとる余白を設定します。

 

 

② データタブ

データタブでは、表示に使用するデータを指定します。空間オブジェクトを複数持つような入力データの場合は、どれを使うか指定します。画面の左側でデータを指定し、画面の右側で指定したデータについての設定を行います。

接続には、以下の2種類があります。

入力された接続 : Alteryxワークフロー内で、他のツールからレポートマップツールに接続されたデータ

ファイル接続  : 外部ファイルからレポートマップツールに入力されたデータ(左上⊕ボタンから追加)

設定項目は以下の通りです。

項目名 設定内容
空間フィールド 入力データに含まれる空間オブジェクトの中から、表示する空間オブジェクトを指定します。デフォルトではすべて表示「All Spatial Objs」が選択されています。

複数の空間オブジェクトから任意に選択したい場合は、それぞれ別の入力として入力してください。(セレクトツールなどでデータストリームを別にしてください。)

グループ化フィールド 指定したレコードのグループ毎に、複数のマップ画像が作成されます。
テーマの分野 指定したフィールドを使って、「レイヤー」タブで色設定を行うことができます(値に応じて色を変える等)。
ラベルフィールド マップ画像上でラベルに使用するフィールドを指定します。

 

 

③ レイヤー

レイヤータブでは、実際に表示するデータを指定し、色や形状などの設定を行います。画面の左側でデータを指定し、画面の右側で指定したデータについての設定を行います。

またレイヤーは、画面左側のリストと同じ順序でマップ上に表示されます。(リストの最上位がマップの一番上に表示されます。左上⊕ボタンからレイヤーを追加し、↑ または↓ボタンで順序を入れ替えます。)

設定項目は以下の通りです。

項目名 内容
レイヤー名 レイヤー名を指定します。
データ接続 接続しているデータを選択します。(「データ」タブで設定されたデータ接続名が表示されます。)
凡例に表示 チェックを付けると、レイヤーがマップの凡例に表示されます。
レイヤーにズーム チェックを付けると、レイヤーの範囲にズームし、全てのオブジェクトが結果マップに表示されるようになります。
無効にする チェックを付けると、レイヤーは最終的なマップに表示されなくなります。

 

 

④ 凡例

凡例タブでは、マップ画像の凡例について、表示位置やフォントなどさまざまな設定を行います。

また、凡例は別フィールドとして出力することも可能です。別フィールドとして出力した際は、マップ凡例スプリッターなどで加工したり、オーバーレイツールと組み合わせて使うことにより、地図の上に凡例を重ねて表示することが可能です。

  

設定項目は以下の通りです。

項目名 内容
位置 マップに対して、凡例を表示する場所を指定します。
背景色 凡例ボックスの色を指定します。
テキストの色 凡例のテキストの色を指定します。
フォント 凡例のテキストのフォントを指定します。
フォントサイズ 凡例のテキストのフォントサイズを指定します。
アイコンの幅 凡例のマップレイヤーを表すために使用するアイコンの横幅を指定します。
アイコンの高さ 凡例のマップレイヤーを表すために使用するアイコンの高さを指定します。
数値コンマ小数点記号 凡例のテキストで、数値のコンマ小数点記号を表示するか指定します。

 

 

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