ワードクラウドを作成するマクロ紹介
ワードクラウドを作成するマクロです。内部的にはPythonツールを使用しています。
概要
Pythonのwordcloudライブラリを用いて、ワードクラウドを作成するマクロです。
実は、インテリジェンススイートにもワードクラウドを作成するツールがありますが、日本語が使えません。
そこで、日本語が表示できるワードクラウドマクロを作成してみました。ただし、入力する文字列は、空白区切りもしくは1行1単語である必要があり、ストップワード等除去しないため、あらかじめ形態素解析を行い、必要な単語のみに絞る必要があります(この部分は、インテリジェンススイートと比較し、機能が限定される部分です)。
マクロダウンロード
WordCloudja fa-download
使い方
設定項目
設定項目名 | 設定内容 |
---|---|
対象フィールドを選択:Word | ワードクラウドを作成するためのフィールドを指定します。 |
FontPath | ワードクラウド作成時に利用するフォントファイルをフルパスで指定します。フォルダはデフォルトでは「C:\Windows\Fonts」になると思います。TTC、TTFファイルなどが利用可能です。 |
Width | 作成するワードクラウドの横幅を指定します。 |
Height | 作成するワードクラウドの縦幅を指定します。 |
Minimum Font Size | 最小フォントサイズを指定します。 |
サンプル
本マクロのサンプルワークフローとなります。
今回は、青空文庫の「芥川龍之介」作の「羅生門」をワードクラウド化してみました。青空文庫は、最初と最後にタイトル、説明文、本の情報などがあるため、本文のみをレコード選択ツールで抽出したのち、MeCab-Python3マクロを使い、形態素解析を行ってから、フィルターツールで名詞のみにした後にワードクラウド化しています。
【設定】
すべてデフォルトとしています。
【アウトプット】
結果は以下のようになります。
羅生門は、下人と老婆の出会いの後、その二人の会話で構成されていますが、このワードクラウドはまさにそれを示しています。
技術情報
作成・動作確認バージョン
Alteryx Designer 2021.1.4.26400
参考情報
wordcloud
https://amueller.github.io/word_cloud/index.html fa-external-link
ワードクラウドを作成するパッケージです。本パッケージは高機能で、マスク画像なども使えます。
サンプルワークフローダウンロード
wordcloud_samplefa-download
注意事項
- 本マクロに関する不具合、および利用したことによる損害については一切の責任を負いません
- 不具合報告、ご要望などあるようでしたら弊社フォームにて投稿頂ければ、本マクロの改良、機能追加など検討させて頂きますが、弊社都合にて行いますので要望の反映などのお約束はできませんのでご了承ください
- 有償でのカスタマイズ要望などあるようでしたら、弊社フォームにてお申し込みください。別途お見積りさせて頂きます