こんにちは!10月から配属された新入社員のShintaroInomataです。ブログ初投稿になります。これからよろしくお願いいたします!
この記事では、筆者が参加した「第21回東京Alteryxユーザー会/Alteryx活用について語り合う会」の内容と感想を報告していきたいと思います。
筆者のレベルとしては、Alteryxに触り始めて約3週間になります。
イベント概要
- イベント名称:Tokyo Alteryx User Group Meeting
- 日時:2024年10月23日(水) 18:00~20:00
- 場所:東京都港区三田3-5-19(住友不動産東京三田ガーデンタワー20F)
京セラみらいエンビジョン株式会社
- 開催形式:対面
- タイムテーブル:
時間 | プログラム | 発表者 |
18:00-18:05 | Opening | AUG in Tokyo代表 梶谷(敬称略) |
18:05-18:20 | LT:社内推進役の苦悩~導入半年のライトニングレポート~ | 電源開発株式会社 服部様 |
18:20-19:45 | Alteryx活用について語り合う会 | 司会:副代表 安井様 |
19:45-19:50 | Closing & アンケート | AUG in Tokyo副代表 土屋様 |
イベント内容
Opening
各リーダー方のご挨拶からユーザー会がスタートし、梶谷(敬称略)からTokyo User Groupの説明が行われました。その後、全員で飲み物を手に乾杯を行いました。
Alteryxユーザーグループについてはこちらの記事をご覧ください。
LT:社内推進役の苦悩~導入半年のライトニングレポート~
発表者:電源開発株式会社 服部様
Alteryx導入の背景
今年度からAlteryxを導入した電源開発株式会社の服部様から、Alteryxの導入事例が紹介されました。データドリブンに必要なこととして、以下の4点を強調されていました。
- データにアクセスできること
- データ分析技術を持っていること
- データが揃っていること
- データに基づく判断を受け入れること
「データ分析技術を持っていること」はAlteryxで実現できます。「データに基づく判断を受け入れること」に関しては、実際のユースケースを示すことで、ITに詳しくない方々にも受け入れてもらう必要があるとおっしゃっていました。
社内での取り組み
Alteryxの導入効果を最大化するための社内での取り組みが紹介されました。
- 社内でのデータサイエンスコミュニティの開設
- よろず相談会の実施
- Alteryx Designerの初期トレーニング
- 事業部門の担当者に対するニーズヒアリングの実施
課題と今後の施策
一方で、以下のような課題も挙げられていました。
- DX部門以外の方々は本業が忙しく、データ分析の時間を確保することが難しい
- 定期的なコミュニケーションが不足しており、躓いている部分の共通認識を持つことが困難
- Alteryxの機能を把握するまでのハードルが高い
これらに対する解決策として、成功体験を積み重ねることによる管理層の巻き込みや、ユースケースをもとにした社内宣伝などを行うことが有効だというお話を聞けました。
Alteryx活用について語り合う会
司会:副代表 安井様
フリーディスカッションの概要
フリーディスカッションでは、安井様司会のもと、参加者がAlteryxの活用における悩みや工夫、取り組みなどを挙手制で発表し、他の参加者と意見交換をしながら解決策を模索する場となっていました。ディスカッションは盛り上がり、挙手が止むことはありませんでした。挙がったトピックについていくつか紹介したいと思います。
ワークフローの引き継ぎ・標準化
ワークフローの引き継ぎに関するものでは、新しい担当者が既存のワークフローを理解するのに時間がかかるという課題が挙げられました。この問題に対して、参加者の方々は以下のような解決策を提案していました。
- コメントを残す
- ぱっと見で分かりやすいワークフローを作る
- ベストプラクティスの策定
コメントや分かりやすいワークフロー作成を意識することで、後任者や他のメンバーがワークフローを理解しやすくなります。また、その分かりやすいワークフローを作るためには、ベストプラクティスを事前に作っておくことが必要だと学びました。
ワークフローの標準化では以下のようなルールが提案されました。
- マクロをワークフローと同じ場所に配置する
- 絶対パスを使用しない
- 命名規則の統一
これらを行うことで、前任者が辞めてしまってもスムーズに引き継ぎを行い、予期せぬエラー発生を防ぐことができます。
Alteryx教育
Alteryx教育に関する課題として挙げられたものは以下になります。
- ライセンス数が多くても、使いこなせる人がいない
- 初心者だと標準化のメリットが分からず、広まらない
- 本業以外でAlteryx Weekly Challengeをやっていると周りから白い目で見られる
この話題は、全体を通して多く議論されており、参加者が共通して抱える課題だと感じました。
解決策としては以下のことが挙げられました。
- 新人教育でAlteryx教育を行う
- 業務の一部分をAlteryxの学習に充てる
- ハンズオントレーニング&Weekly Challengeの問題を動画で解説
- 研修の中でAlteryxを実際に業務で使ってもらう
これらの取り組みから、Alteryxの利便性を少しでも多くの人に実感してもらうことが社内全体への浸透につながると感じました。
Closing
AUG in Tokyo副代表 土屋様
AUG in Tokyo副代表の土屋様からClosingが行われました。ここでは、今後開催されるAlteryx関連のイベントが紹介されました。興味のある方はぜひ調べてみてください!
Advent of Code 2024
クリスマスをテーマにしたイベントで、プログラミングで問題を解いていくものです。このイベントにAlteryxで取り組むことができます。
Alteryx Inspire 2025
Alteryxの一番大きなイベントで、ラスベガスで開催されます。
https://www.alteryx.com/ja/inspire
今年開催されたAlteryx Inspire 2024のレポートはこちらから
感想
私自身Alteryx使用歴が浅く、不安のある中での参加でしたが、初心者にとってもためになる議論が繰り広げられ、非常に多くの学びを得ることができました!
ユーザー会に参加して、Alteryxが多くの企業で幅広く使用されていることを改めて実感しました。私も今後、Alteryxを業務で使用していきます。標準化をはじめとしたTipsや参加企業様の工夫や取り組みは実践的かつ業務に活かせる内容だったため、とても勉強になりました。また、今回のディスカッションから今後実務でAlteryxを使えることにワクワク感を感じました。Alteryxの他にも、BIツールやDWH、予測分析のディスカッションも聞くことができて、面白かったです。
私個人の話としては、Alteryx advancedの資格取得の議論があり、勉強方法などを教えていただいたのは大きな収穫でした。
勇気を振り絞って参加して本当によかったと思います。
Alteryxユーザー会は4半期に1度開催されます。Alteryxに興味のある方はぜひ参加してみてください!