
新機能紹介シリーズ Alteryx Designer 2026.1
Alteryx ACEのAkimasaKajitaniです。2026年5月7日(アメリカ時間)にAlteryxDesignerの2026.1バージョンがリリースされました。
今回の目玉は、、、UIに関するアップデート、Cloud環境との統合かと思います。といっても、見た目はあんまり変わっていないですが・・・。あまり目玉となる新機能が多くなく、今後の機能拡張を見据えたような非推奨化なども多く記載があります。
特に重要な点は、Designerのインストール方法が変わったことです。今までは単体のインストーラーを使っていましたが、Alteryx One appと呼ばれるクラウドと一体化したDesktopアプリ経由でインストール、起動を行うようになります。
重要な変更
いくつかのケースで、現時点では2026.1は利用できない場合があるので、以下の注意事項をよく読んでからアップデートを行ってください。
Designer Desktopの提供方法の変更
Alteryx Oneアプリというアプリをインストールすると、そこからCloud環境をシームレスに利用でき、さらにDesigner Desktopも起動できるようになりました。Designer単体のインストーラーは提供されなくなっており、2026.1以降ではクラウドログイン必須となります。
Desktop Automationとの互換性
現時点で2026.1との互換性がないので、アップデートは控えるように、とのことです。
オフラインアクティベーション
現時点では、オフラインアクティベーションはサポートしていません(将来的な改善のアナウンスを待ちましょう)
プロキシ設定
システム構成のプロキシはサポートしていますが、固有のプロキシ構成オプションがありません。
ファイル形式のサポート終了
以下のファイル形式はサポートされていません。
- GEO(SRC Geography)
- MID/MIF(MapInfo Professional Interchange Format)
- SDF(Autodesk)
- SZ(Spatial Zip)
インテリジェンススイートの非互換
インテリジェンススイートを使ったワークフローが、2026.1以降で互換性がなくなりました。以下の対応が必要となります。
- 自力でツールを2026.1のインテリジェンススイートのツールに置き換える
- マクロを使ってワークフローを更新する
マクロは、「AIS_26.1_Workflow_Migration_Macro.yxmc」というマクロが配布されています(同梱されているようです)。
詳細は、Helpドキュメント を参照ください。
ローカライズについて
新機能はローカライズが不十分なことがある、とのことです(まぁ、これまでと変わらないかと思います)。
バージョンアップ内容一覧
- 重要な変更
- Designer Desktopの提供方法の変更
- Desktop Automationとの互換性
- オフラインアクティベーション
- プロキシ設定
- Pythonのバージョンとツールのアップグレード
- 新機能
- ビジュアル・UXコンポーネントの更新
- Alteryx One グローバルアプリバー
- Alteryx One App を使用したワークスペース管理
- Alteryx Oneを統合クラウドプラットフォームとして採用
- Alteryx Oneワークスペース内のデザイナーアセット
- Alteryx Oneアプリによるデザイナーアップデート
- ツールアップデート
- 入出力カテゴリ
- データ入力ツール
- 結合カテゴリ
- ユニオンツール
- 開発者カテゴリ
- JSONスキーマツール
- AIツールカテゴリ(GenAIツールの名称変更)
- プロンプトツール
- サーバーサポート
- 入出力カテゴリ
- インテリジェンススイート
- Python SDK v2にアップデート
- AutoMLツール
- AMP関連
- AMPのパフォーマンス改善
- AMPエンジンの無効化された接続の改善
- Connections UIへのプロキシ統合
- コネクタ関連
- Google BigQuery 課金プロジェクトのサポート
- AWSカスタムSTSおよびプライベートエンドポイントのサポート
- Avroの日時タイムゾーン処理
- Databricks外部ボリュームのサポート
- Databricks DCM DSNレスSSLパラメータ
- SQL Server DCM DSNレスセキュリティパラメータ
- その他(廃止関連)
- HTML GUIライブラリツールの非推奨化
- ここから開始ウィンドウがデザイナーから削除されました
- グローバル検索とコミュニティ
バージョンアップ詳細
Pythonのバージョンとツールのアップグレード
Pythonツールの組み込みPythonのバージョンアップがあり、さらにUIに大幅変更が入りました。
- 組み込みPythonは3.13.11にアップグレードされました
- UIが変更になり、対話モードが使えなくなりました
- 起動が高速化しました(めちゃくちゃ動きは軽くなりました)
- ツール用のカスタム環境が設定できるようになりました
- Pythonスクリプト、ノートブックをインポートすることができるようになりました
実際の画面は以下のようになり、大きくインターフェースが変更となっています。

新機能
ビジュアル・UXコンポーネントの更新
Designerのビジュアル、UXコンポーネントが数多く更新されています。ブランドカラーも一新されています。
左上のアイコンも見ての通り変更になっています。

Alteryx One グローバルアプリバー
Designerの上部のバーが更新されたとのことです。今までとあまり大きな違いは感じません・・・。

Alteryx One App を使用したワークスペース管理
Alteryx Oneアプリは、ワークスペースごとにAlteryxリンクを自動的に作成および更新し、ログイン時とインストール時を通して、現在ユーザーが選択したワークスペースが常にアクティブなワークスペースとして設定されるようにします。また、アプリからワークスペースを切り替えることもできます。
Alteryx Oneを統合クラウドプラットフォームとして採用
すべてのAlteryx CloudインスタンスがAlteryx Oneに移行されました。これは、すべてのクラウドベースのワークフローとサービスにおけるプラットフォームの統合と名称更新を反映したものです。
Alteryx Oneワークスペース内のデザイナーアセット
ワークフローの保存先に「Alteryx One」を選択できるようになりました。
yxzpとして保存すれば、そのままクラウド環境で実行ができます(Workspace Executionの設定が必要およびその制限の影響を受けます)。
yxmdとして保存することも可能です(クラウドで実行はできません)。
もちろん、ローカル、Alteryx Serverへの保存も可能です(デフォルトはAlteryx Oneが保存先となります)。
ただし、日本語のワークフロー名で保存できますが、ダウンロードなどできないので日本語をファイル名に使わないようにしましょう(削除は可能)。

保存画面は以下のようになります。

Alteryx Oneアプリによるデザイナーアップデート
2026.1以降、DesignerのアップデートはAlteryx Oneアプリからの提供となります。
ツールアップデート
データ入力ツール
大きくUIが変更になっています。

「ファイルを開く」の場合、Windowsのファイルダイアログが開きます(これまでのように、形式を選択する画面は出ません)。
「接続先」の場合、以下のように「コネクタ」の設定画面が出るようになっています。

すでに作成済みの設定があれば、「データ接続の作成または参照」から選択できます。
「データセット」は、Alteryx Oneで設定したデータセットを利用できるようになっています(プレビュー版)。色々と制限事項 などがあるのでご注意ください。

「接続」は、データベースやSaaSサービスなどの接続となりますが、DCM利用の場合はUIが大きく変わっています。

テクノロジーを選択すると、以下のような接続タイプ選択画面に遷移します。

あとはこれまでと同じような詳細設定の画面に遷移します。
ユニオンツール
2026.1 Designer リリース以降、入力ツールが Union ツールに直接接続されている場合、いずれかの入力が無効な場合、Union ツールは AMP を介して有効な入力接続から部分的な結果 (データとメタデータ) を返します (元の Engine の動作に一致)。これにより、一部の入力が無効な場合にワークフローが失敗することを回避できます。
JSONスキーマツール
開発者ツールカテゴリにJSONスキーマツールが追加されました。

設定は以下の通り。

ここで定義を作成し、下流のツールで利用するということになりますが、主にAIカテゴリ(旧GenAIカテゴリ)のプロンプトツールで利用することになります。この定義をAIに指示することで、アウトプットを指定したJSON形式で取得することができるようになります。
例えば、以下のようなスキーマが定義できます。
{
"$schema": "<https://json-schema.org/draft/2020-12/schema>",
"title": "test",
"type": "object",
"additionalProperties": false,
"properties": {
"Field1": {
"type": "integer"
},
"Field2": {
"type": "string"
}
}
}
AIツールカテゴリ(GenAIツールの名称変更)
GenAIツールは、AIツールという名称に変更となりました。ようやく日本語名もつきました。

また、Serverで動作するようにサポートされました。サーバーで実行する場合、Service Principalの設定が必要です。詳細はこちら 。

プロンプトツール
JSONスキーマを定義できるようになりました。2026.1で追加されたJSONスキーマツールの出力などを活用できます(もちろん自分で手書きのフィールドを作って指定しても問題ありません)。

これにより、出力フォーマットを指示プロンプトと分離できるようになります。また、スキーマに対して応答のチェックも行うことができます。JSONスキーマツールでField1をData型で設定し、プロンプトツールに入力して設定すると、以下のようになりました。

![]()
適当なプロンプトで試したのが悪いのですが、LLMのカットオフ日が「今日」になるのでしょうかね・・・。いずれにしても、ちゃんとJSONスキーマで指定した通りの出力になっています。
インテリジェンススイート
Python SDK v2にアップデート
インテリジェンススイートはPythonSDKv2にアップデートされました(詳細はまだ不明です)。
AutoMLツール
非推奨の自動MLツール(AutoML)が削除されました。
AMP関連
AMPのパフォーマンス改善
- Parquetファイルの読み込み速度改善
- Double型データのCSV書き込み速度改善
- 数値精度の向上(15桁 ⇒ 17桁)
- 行生成ツール、複数フィールドフォーミュラの実行速度改善
AMPエンジンの無効化された接続の改善
AMPエンジンで、無効化されたツールの下流のツールの動作が改善されました。
詳細はこちら をご覧ください。
Connections UIへのプロキシ統合
スタンドアロンのプロキシ画面は、一貫性のある直感的な操作性を実現するために、標準化された接続UIに統合されました。さらに、デスクトップ版との互換性を確保するため、プロキシサポートをDesignerおよびServerにも拡張しました。
ユーザー設定画面にて、以下のようなUIとなりました。「接続を選択」をクリックすると、接続が選択できるようですが、ここで新規作成をクリックすると、DCM画面に飛ばされます。

ここで、以下のようにプロキシサーバーの設定が可能です。

つまり、DCMに統合された、ということになるかと思います。
コネクタ関連
コネクタ関連はほぼリリースノートからの引用となります(何かテストができたものがあれば都度更新します)。
Google BigQuery 課金プロジェクトのサポート
Google BigQuery接続用に、個別の課金プロジェクトを設定できる機能を追加しました。これにより、お客様は1つのプロジェクトでデータにアクセスしながら、クエリやジョブのコストを別のプロジェクトに割り当てることができます。
AWSカスタムSTSおよびプライベートエンドポイントのサポート
サポート対象のAWSコネクタシナリオにおいて、カスタムAWS STSエンドポイントとプライベートエンドポイント構成のサポートを追加しました。これにより、お客様はAWSベースのワークロードにおけるプライベートネットワークおよびコンプライアンス要件を満たすことができます。
Avroの日時タイムゾーン処理
Avro出力に日時値を書き込む際に、ワークフローのタイムゾーンを尊重する機能を追加しました。これにより、Databricksなどの下流システムでAvroファイルが使用される際のタイムスタンプの精度が向上します。
Databricks外部ボリュームのサポート
Designerの書き込みワークフローにおいて、Databricks外部ボリュームをステージング場所として使用する機能を追加しました。これにより、お客様はDatabricksにデータをロードする際に、Databricks管理ボリュームに加えて外部ボリュームも使用できるようになります。
Databricks DCM DSNレスSSLパラメータ
DCMに、DSN不要のDatabricks SSLおよびセキュリティパラメータのサポートを追加しました。これにより、DCMでセキュアなDatabricks ODBC構成を複製する必要があるユーザーの互換性が向上します。
SQL Server DCM DSNレスセキュリティパラメータ
DCMに、Encrypt、Trusted_Connection、TrustServerCertificateなど、DSN不要のSQL Serverセキュリティパラメータのサポートを追加しました。これにより、お客様はセキュアなSQL Server ODBC構成をDCMに直接再現できるようになります。
その他(廃止関連)
HTML GUIライブラリツールの非推奨化
HTML-GUIライブラリーは非推奨となりました。ツールパレットで非表示となります。
ここから開始ウィンドウがデザイナーから削除されました
「ここから開始」ウィンドウが削除されました。
グローバル検索とコミュニティ
Designerのグローバル検索バーで、コミュニティの検索結果が表示されなくなりました。
※Designer バージョン2026.1.0.29 時点の情報です(2026/05/11時点)
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