【ThoughtSpot】ライブボード作成AIエージェント「SpotterViz」について

ThoughtSpotのライブボード作成AIエージェント「SpotterViz」についてご紹介します

 

SpotterVizがThoughtSpot バージョン26.4にてアーリーアクセスとなりました。今回は、AIでどのようなライブボードができるのか、少し試してみたいと思います。ThoughtSpotではライブボードと呼称していますが、一般的な用語だとダッシュボードの方が通じやすいかもしれません。今のところダッシュボードを作れるAI機能を持つメジャーなBIツールは、、、2026年4月時点ではThoughtSpot以外ではあまり聞いていません。

 

SpotterVizとは

SpotterVizは、ThoughtSpotのAIエージェントのうちの一つで、その名の通りVizualizationを行ってくれるエージェントです。これにより、ダッシュボードを自然言語で作成することが可能になります。

SpotterVizは、ライブボードの編集画面から呼び出すことができます。

まず今回は、空っぽの状態から始めたいと思います。ナビゲーションバーにて、「ライブボードを作成する」を選択しましょう。

 

 

適当な名前をつけて作成します。

 

 

さて、何も配置されていないライブボードからどのようにしてSpotterVizを呼び出すのでしょうか?

 

答えは、右上の3点メニューから編集を選択します。

 

これで、SpotterVizが上部メニューにでてきました。

 

 

SpotterVizをクリックしてみると、右端にチャット画面がでてきます。

 

あとはここから日本語で指示をしていくことになります。

 

まず、「コンピュータ販売店のデータ分析を行いたい。ビジネスアナリストとして、変化の要因を特定したい」と聞いてみました。このデータは私が作成したダミーデータですが、それがThoughtSpot内にモデルとして登録されています。

 

まずは、データソースを選べ、ということですね。さらに、分析の切り口とか期間を聞かれています。私が考えていたのは3の「(sample)トランザクション分析」です。

「データソースは、3を使いましょう。切り口は、KPI項目として売上、利益、数量とし、時系列の推移、地域別、商品カテゴリ(サブカテゴリ)で見てみましょう。期間としてはここ3年間です。」としてみました。

作成途中では、以下のような画面がでてきます。

結果としては以下のようなものになりました。

 

実際のライブボードは以下のような感じです。

 

ちなみに、処理完了になるまで、以下のようなステップを踏んでいたようです(途中経過を見ることができます)。

 

同じようなグラフばかりだと面白くないので、例えば地域分析を日本地図にできるでしょうか?聞いてみましょう。

 

このような感じでできました。

 

次に、フィルターを追加してもらいましょう。雑に「フィルターを追加して」でちゃんとやってくれます。

 

 

無事に追加されました。

 

さらに、説明やタイトルもライブボードの内容に応じて変更できます。

 

ライブボードの説明は、ライブボードの画面にでてこないのですが、しっかり追記されていました。

 

さらに、、、なんとスタイルも変更できます。

 

以下のような感じになりました。ThoughtSpotがデフォルトで持ってる配色しか使ってくれないので、あまりビビッドな感じのライブボードは作ってくれません。

 

次は、ライブボードのスケジュール設定です。これも日本語で指示できます。

 

適切に指示するとちゃんと作ってくれます。

 

スケジュール確認すると、ちゃんとできています。

 

他にも、ライブボードの一部を別タブに分けることもできました。

 

以下のように概要タブと前年比較分析タブに分けてくれました。

 

さて、、、ちょっと実験してみましょう。ライブボードの見方、説明を作ってもらえるのかしら・・・?

 

できましたね。

 

 

だいたいライブボードでできることは一通りSpotterVizでできるようになっているようです。ちなみに、各チャートの中の値の大きい順にソートするような指示などもちゃんとやってくれます。これは、ThoughtSpot内のあらゆるコンテンツが、TML(ThoughtSpot Modeling Language)という言語で動いているから、というのが大きいのではないかと思います。

 

すでに検索結果がライブボードにあるとき

次に、検索結果がすでにライブボード上にあるときはどのようになるのでしょうか?今年度の売上を表示した状態で、SpotterVizを起動してみます。ちなみに、データは先ほどと異なる別のデータを利用しています。

 

 

先ほどとメッセージが変わりました。

 

「この分析を完成させるために必要な追加のAnswerを提案する」を選択してみました。

 

選べ、と言われたので、1とうちこんでみました。

 

結果は以下の通りです。

 

 

すでに回答がある場合、不足しているものを自動的に補ってくれるようです。データソースも追加されているものをベースに作ってくれるので、データソース選択の精度に引っ張られないのでこれはこれで良いかもしれないですね・・・。

 

まとめ

今回は、ThoughtSpotの4あるAIエージェントのうちSpotterVizを使ってみました。SpotterVizは日本語でライブボードを作成することができ、ライブボード内で利用できる機能の多くの部分にアクセスすることができます。

とはいえ、慣れた方ならフィルターの追加など手でやった方が早い、ということもあるかもしれませんが、全くの初心者が日本語だけで動的なライブボードが作成できる、というのはこれまでにないBI体験ではないかと思います。

Claudeなどの生成AIでもDBなどに接続すれば固定的なダッシュボードは作ってくれますが、あくまで固定的なその場限りのワンショットのレポートなので、やはりBIと連動して動く、というのはチームでの共有や再利用、ということで考えるとSpotterVizには強みがあるかと思います。

 

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