【Alteryx ONE】ベーシックユーザー(Designer Desktop)詳細について

【Alteryx ONE】ベーシックユーザー(Designer Desktop)詳細についてご紹介します

Alteryx ACEのAkimasaKajitaniです。

2025年5月にリリースされた新しいライセンス体系「Alteryx ONE」ですが、みなさんお使いでしょうか? AlteryxONEでは今までのDesigner Desktopのライセンスが2つに別れ、これまで利用していたフル機能が使えるライセンスが「フル」、今回新たに追加された機能限定版のライセンスが「ベーシック」となりました。フルユーザーはこれまでと変わるところはほとんどありませんが、ベーシックは新しいライセンスなので色々と気になるところがあるかと思います。

ベーシックユーザーロールのドキュメントはこちら にありますすが、実際に使ってみないとわからないことも多くあるかと思います。今回は実機ベースでベーシックユーザーがどのような感じなのか、紐解いていきたいと思います。なお、今回はクラウド版は対象外としております(あくまで、オンプレミス版のDesigner Desktopです)。

ベーシックユーザーで使えるツール

ベーシックユーザーで使えるツールは、こちらの公式ドキュメント に記載のとおりです。念の為、以下の通りツールパレットのスクリーンショットを取りました。

入出力:

※AutoInsightsアップローダーツールはカギがかかっていません

準備:

結合:

パース:

変換:

ドキュメンテーション:

コネクタ:すべてのツールをインストールしていない状態ですが、基本的にコネクタは利用できるようです

※コネクタはドキュメントによって対応・非対応どちらで書かれていることもあるのでご注意ください。実際は使用可能です

開発者:

 

以下はすべてのツールが対応していないカテゴリです(インテリジェンススイート関連のカテゴリは省略しています)。また、Rinstallerでインストールすると追加されるツールはすべてマクロベースなので非対応ツールとなります。

In-DB:

※一部のドキュメントでは利用可能という表記もありますが、非対応です。

 

空間:

※空間処理は、フォーミュラや集計ツールでも可能です。実際フォーミュラツールの空間処理関数は利用可能です。

 

インターフェース:

※インターフェースツールは扱いが特殊です。実行する際に、マクロ入力、マクロ出力はエラーを発生しますが、それ以外のツールはエラーとはなりません。設定自体はいずれのツールもベーシックユーザーのライセンスでは不可能です。

 

データ調査:

住所:

人口統計分析

カルガリー:

ラボラトリー:

SDKの例:

 

フルユーザー対応のツールはベーシックではどうなりますか?

フルユーザー対応のツールは、ベーシックユーザーはカギがかかって設定はできませんし、実行もできません。

以下はマクロベースのツールですが、マクロ出力ツールがフルユーザー対応ツールのため、そこでひっかかっています。また、設定自体も変更できないようになっています。

以下は、フルユーザー対応のランクツールですが、こちらもカギがかかっていて変更も実行もできません。

マクロは使えますか?

正確に言うと、使えますが、マクロ内にライセンスされていないツール(つまり、フル対応のツール)が入っていると使えません。ということになります。マクロは通常マクロ入力ツール、マクロ出力ツールを配置することがほとんどのため、実質マクロは使えないと考えて運用することをおすすめします。

一応、ベーシックユーザーでも、マクロとして保存することはできます。

マクロ入力、出力を含むマクロを作成した場合、ベーシックユーザーでも実行することは可能です。

ただし、マクロの設定を変更することはできません。

 

マクロ内への入出力をファイルベースにすれば、以下のような形でマクロを組み込むことで一応マクロを組み込んだワークフローを作成することが可能です。

 

また、一応XMLビューは使えるため、直接XMLを編集して設定を行うことは可能です(至難の業ですが・・・)。

また、コントロールパラメータ入力ツールは問題なく実行できます。そのため、以下のようなマクロを動かすことができます(設定はできませんし、前提としてマクロの中身はフルユーザー対応ツールがない前提です)。

ベーシックライセンスでは、インターフェースカテゴリのツールの中でも、テキストボックスやチェックボックスツールなどのツールのパラメータを書き換える系のツールの動作は制限されていないようです(設定はできません)。

 

分析アプリは使えますか?

ほぼマクロと同じ状況です。一度フルユーザーでベーシックユーザー対応のツールのみで分析アプリを作ることで、ベーシックユーザーも問題なく実行できる分析アプリを作ることができます。

実際にベーシックユーザー対応のツールだけで作成した分析アプリを実行した画面です。

 

数値増減ツールにはカギがかかっているのが見えますが、実際に実行はできています。

一方で、分析アプリ内にフルユーザー対応のツールが含まれていると、実行できません。

 

まとめ

  • ベーシックユーザーロールは、ベーシック対応のツールしか利用できないですが、それ以外に以下のような制約があります
  • フルユーザー対応ツール
    • 設定できない(XMLビューでの編集は可能)
    • 実行できない
    • インターフェースカテゴリのツールのうち、ツールを書き換える系のツール(テキストボックスツール、アクションツールなど)はベーシックユーザーでも実行可能(設定はできない)
  • 関数は制限がないため、フォーミュラツールなどの空間処理ができる
  • マクロは保存できるし、実行もできる
    • フルユーザー対応のツールが含まれていると動作しない
    • マクロインプット、マクロアウトプットが使われているマクロは実行できない(フルユーザー対応のツールのため)
      • ファイルベースでマクロ内外のやり取りをする方法はある(面倒ですが)
    • コントロールパラメータ入力ツールは動作可能なのでバッチマクロも実行可能
  • 分析アプリは実行可能
    • フルユーザー対応のツールが含まれていると動作しない
    • ベーシックユーザー対応のツールのみで作成すればベーシックユーザーでも利用可能(ただし、インターフェースツールの設定がベーシックユーザーはできないため、フルユーザーがベーシックユーザー対応のツールのみ利用して分析アプリを作るのが現実的)

 

※Alteryx 2025.1.2.79(2025/7/22)時点の情報です

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