【ThoughtSpotTips】パラメータを利用して項目を切り替える方法

 

ThoughtSpotでパラメータを利用して項目を切り替える方法をご紹介します

 

こんにちは!ShintaroInomataです。今回はパラメータの活用事例になります。

 

横軸に日付、縦軸にメジャーを設定して折れ線グラフを作ることになりました。このとき、「売上」と「利益」のメジャーを切り替えて表示させたい場合があると思います。

しかし、ThoughtSpotでこうした切り替えを行うには、画面右上にあるギアアイコンの「グラフを編集」から、売上と利益のメジャーをドラッグ&ドロップで入れ替える必要があります。毎回この操作を行うのは、少々手間がかかります。

こうした課題は、「パラメータ」機能を活用することで解決できます。本記事では、その具体的な方法について解説していきます。

 

 

パラメータを作成

まず、項目を切り替えるためのパラメータを作成します。

「スケジュール配信名」はパラメータの名前にあたるため、わかりやすく適切な名前を設定しましょう。

「データ設定」は文字列を選び、切り替えたい項目名(例えば「売上」や「利益」)を値として登録します。値の名前は任意ですが、わかりやすい名前にしておくと、後の操作がスムーズです。

初期値も任意で構いませんが、ここでは「売上」を設定しておきます。

 

 

パラメータを利用した数式を作成

次に、if文と先ほど作成したパラメータを用いて、実際にY軸に設定する数式を作っていきます。数式エディターに以下を入力します。

 

 

この数式では、パラメータで「売上」が選択されている場合に売上メジャーの値を返し、それ以外の場合は利益メジャーの値を返すようになっています。

グラフを切り替える

準備が整ったので、実際にグラフを確認してみましょう。Y軸に先ほど作成した数式を設定します。

 

 

初期値として「売上」を設定したため、売上の折れ線グラフが表示されます。

 

 

次に、左上の「メジャー切り替え(売上・利益)」パラメータをクリックすると以下のような選択画面が表示されます。「利益」を選択してみましょう。

 

 

グラフのY軸目盛を確認すると、売上の折れ線グラフのときとは値が変化しており、利益の折れ線グラフに切り替わっていることがわかります。

 

 

まとめ

この方法はメジャーだけではなく、アトリビュートにも同様に適用できます。

操作もシンプルで簡単に実装できるので、ぜひ試してみてください!

 

※2025/04/25時点の情報です(バージョン10.8.0.cl-117)

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