
ThoughtSpotでCSVファイルのアップロード機能について補足します(データの上書きについてご紹介)
ThoughtSpotのCSVアップロード機能について、以前の記事で解説を行いました。
その後のバージョンアップで、CSVアップロード機能が強化されており、アップロードしたCSVを追加・上書きすることができるようになっています(正確にいつのバージョンからかはわかってないですが)。今回はその方法をご紹介します。
CSVアップロードで作成したテーブルを更新する方法
CSVアップロードで作成したテーブルを更新する方法は以下のとおりです。「Can upload user data」権限とSnowflakeに対して書き込みできる権限が必要になります。
- データワークスペースを開きます
- CSVファイルインポート機能で作成されたテーブルを開きます
- 「データの読み込み」ボタンをクリックします
- 追加、上書きオプションを指定してCSVをアップロードします
1.データワークスペースを開きます
右上のベントウメニューから、「データワークスペース」を選択します。
2.CSVファイルインポート機能で作成されたテーブルを開きます
データワークスペースにて、CSVファイルインポート機能で作成されたテーブルを開きます。
3.「データの読み込み」ボタンをクリックします
CSVアップロード機能で作成されたテーブルは、「IMPORTED TABLE」と出るので、このタイプであれば、右の方にある「データの読み込み」ボタンからデータ更新が可能です。
4.追加、上書きオプションを指定してCSVをアップロードします
ダイアログが開くので、ここで更新したいファイルをアップロードします。
このとき、既存のデータをどうするかのオプション「既存データへアペンドまたは上書きしますか?」が出てきます。
- 追加の場合は、既存のデータはすべて残った状態で、アップロードするファイルがそのまま追加されます。
- 上書きの場合は、既存のデータはすべて削除され、アップロードするファイルで中身を上書きします。
適切なオプションを選択してください。
「次へ」で画面が遷移し、「データの確認とアップロード」画面になります。
「次へ」で成功すると以下のような画面になります。
これで完了です。「既存データと結合します」もしくは「データに関する検索を開始します」などをクリックして画面から抜けてください。
エラーについて
アップロードする際、元のファイルとスキーマが異なると(列の数など)、アップロードに失敗します。テーブルの形が異なるような大きな変更がある場合は新たに作り直す必要があります。つまり、この機能を使って列の追加などはできないので注意してください。
まとめ
- ThoughtSpotのCSVアップロードのバージョンアップ内容についてご紹介しました
- CSVアップロード機能を使って作成されたテーブルは、データの追加、もしくは上書きが可能です
- 該当のテーブルを開き、「データを読み込み」ボタンからデータの追加、上書きが可能です
- データの追加、上書きの際は、スキーマが同じである必要があります。つまり列の追加などはできません
- 以前はアップロードしたら更新できないという感じでメンテなしで使い捨てのイメージでの運用しかできませんでしたが、現状の機能であればメンテも随時行うことができるようになっています。
- なお、基本的には一時的な用途で使うケースが多いと思いますが、ライブボードや検索結果に使われている項目やテーブルは削除することができないので(先に検索結果やライブボードの方を消す必要があります)、運用の際はご注意ください
参考URL
※ThoughtSpot Cloud Version: 10.10.0.cl-73 時点の情報です